1. 外国人旅行者数が1100万人を突破 円安・消費税免除・ビザ免除が訪日客を後押し

外国人旅行者数が1100万人を突破 円安・消費税免除・ビザ免除が訪日客を後押し

by j-dub1980(THANK YOU FOR 100k+ Views)

 日本を訪れた外国人旅行者が10月までに1100万人を突破した。特に中国人観光客が前年同期の8割増になり、韓国や東南アジア諸国からの集客も順調だ。なぜ今、外国人旅行者は増加しているのだろうか?

円安による割安感の浸透

 最大の理由は、円安による割安感の浸透だ。海外では、日本の製品は高品質かつ安心・安全であるのは常識で、非常に人気が高い。その反面、日本の製品は値段が高くつくことでも知られ、特に日本より物価の安い中国や韓国、東南アジアの国々の人にはなかなか手の届きにくいものでもあった。

 しかし、円安がここ最近続いていることで日本の製品の割安感が浸透し、富裕層の買い物客だけではなく中間層の旅行者の心を掴んだ。その結果、外国人旅行者の増加につながっている。

10月から実地された消費税免除制度の拡充

 円安による割安感の浸透もさることながら、10月から実地された消費税免除制度が拡充されたことも外国人旅行者の増加に拍車をかけている。2014年10月1日から免除対象となったものの内訳は次の通りだ。

平成26年10月1日から、従来免税販売の対象となっていなかった消耗品(食品類、飲料類、薬品類、化粧品類その他の消耗品)を含めたすべての品目が新たに免税対象となります。

出典:消費税免税制度を活用した外国人旅行者の誘客について | 2014年 ...

 食品、飲料、薬品、化粧品などの日本の消耗品は特にアジアの国々からの評判は高く、日本のお菓子や薬などを買うためだけに日本を訪れる旅行者も少なくない。

 日本には地元特産のお菓子や地酒などの消耗品も数多く存在するため、今回の消費税免税制度を上手く活用できれば地方の知名度も上がり、さらなる外国人旅行者の需要が見込めそうだ。

観光ビザの免除

 東南アジアの観光ビザの免除も外国人旅行者の増加に大きく貢献している。ビザの免除がアジアの需要を喚起し、さらには飛行機代を安く抑えられる格安航空会社(LCC)の乗り入れが増え、結果的に外国人旅行者数が増加した。

 特に昨年7月にビザが免除されたタイとマレーシアからの旅行者は増えており、関西国際空港では国際線の外国人旅行者数が日本人旅行者数を上回っている。


 その他にも、大型クルーズ船の寄港や秋のチャーター便の就航や、中国・国慶節休暇中の集客を狙った各種プロモーションの奏功なども外国人旅行者数の増加に貢献している。11月には日中首脳会談が約3年ぶりに実現した。今後日中関係が改善すれば、さらに中国人旅行者数が増えるとみられている。

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