1. 『乱読のセレンディピティ』 それは、普通の読書では得られない出会いを生む読書法。

『乱読のセレンディピティ』 それは、普通の読書では得られない出会いを生む読書法。

by yuco

 皆さんは最近読書をしていますか? 日頃から多忙を極めるビジネスパーソンにとって、じっくり本を読める時間は非常に限られていますよね。

 せめて読んだ本の内容は、メモを取ったり何度も読み返したりして吸収したいところですが、今回ご紹介する『乱読のセレンディピティ』の著者によると、心に刻まれなかったことをいくら記録してもあまり意味はないとのこと。そして同時に、ゆっくり読んでは取り逃すものを、風のように速く読むことで得られることが案外あると述べています。

 ここでは、今の時代にこそ必要になるのかもしれない「乱読」についてアプローチしていきます。

乱読はおもしろい

発見のチャンス

 一般に乱読はよくないものとされています。それは、読んでもよく分からなくなることが多く、内容がそのまま頭に入ってくることが少ないから。そのため、途中で投げ出してしまうこともありますが、著者によると何気なく読んだ本にこそ、強く心動かされる可能性があるそうです。

思いがけない出会い

 乱読が引き起こす「セレンディピティ」。この言葉は「何かを探しているとき、それとは別の価値のあるものを見つける能力」という意味を持っています。このセレンディピティは、乱読するなかで、たまたま新しい発見が起きるという面白さの中に潜んでいます。

乱読の取り組み方

読書スピードを上げる

 一般に乱読は速読です。読書の際は内容の一言一言を理解するために、つい必要以上に丁寧に読む意識にとらわれがちです。しかし著者は、それでは言葉に潜む意味の流れを止めてしまい、意味を殺して面白くないものにしてしまうと述べています。10分で1冊のペースはさすがにありえませんが、今よりもスピードを重視することがセレンディピティを引き起こすためには必要です。

入門として新聞は最適

 スピードを高める入門テキストとして最適なのは新聞。短い時間で新聞を読むには、見出し読者になることです。見出しだけなら1ぺージ1分かからずに読めます。その中で、これはと思うものがあればリードのところを読み、それが面白ければ終わりまで読む。

 見出しで記事の内容を推測するのはかなり頭を使う作業かもしれませんが、頭の働きをよくする効果は大きいとのことです。また、ジャンルにとらわれずに読むことも乱読をするためには必要となります。

 
 いきなり、ジャンルの異なる本を何冊もピックアップして読むことはハードルが高いと思います。気になった方は、まず新聞やネットの記事などから乱読を試してみてはいかがでしょうか? もしかしたら、思いがけない発見や心に残る言葉を見つけることができるかもしれません。



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