1. 「やる気がない」と決めつける前に実施してほしい。部下の行動を促す話の聞き方

「やる気がない」と決めつける前に実施してほしい。部下の行動を促す話の聞き方

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出典:www.photo-ac.com

 頼んでも行動しない。アドバイスをしても実践しない。そんな部下がいると、怒ったり諦めたりしてしまいがちである。しかし、それでは部下も行動する気が起きず、成長しないままになってしまうかもしれない。その状況を打開するためにも、まずはあなたの、部下に対する見方を変えてみてはどうだろう? 行動を起こさない人には起こさない人なりの理由や悩みがあるはずだ。

求めていることは人それぞれ

 なかなか行動しない理由を部下に聞いてはみても、段々もどかしい気持ちになって、ついアドバイスをしたり、自分の意見を押し付けてしまいがち。もちろん、それが部下の助けになることもあるが、それだけでは不十分である。

 「話を聞いてほしい」と一口に言っても、人によって求めていることは様々で、なんらかの共感・配慮を示してほしい、解決策を提示してほしい、などが挙げられる。それを理解せずに、自分の意見やアドバイスを押し付けてしまうと、部下が行動を起こせない理由はいつまで経っても分からないままだ。

話を聞く時の5つのポイント

 部下が上司に話をする時、何を求めているかは人それぞれだ。そのことを理解した上で、部下の行動を後押しするような話の聞き方がベスト。そのために気を付けるべきポイントを5つ、具体的に見て行こう。

①話を聞く時間を少しでも設ける。

 部下がなかなか行動できていない時は、「そのうちやるだろう」と放置するのではなく、例えわずか3分でも時間を作って話してみる。自分のことで忙しい方もいると思うが、たった3分間の時間を割いただけで部下が行動してくれるようになれば、結果的に仕事の効率が上がることに繋がる。

 部下が行動を起こそうとしても何か止まっていたり、躊躇していたら、部下が相談しやすいように声をかけてみた方が効果的だ。

②話をする目的を最初に決めておく。

 話をする時に求めていることは、人によってそれぞれ。例えば、話すことで自分の頭の中を整理したいと考える部下の場合、上司が必要以上にアドバイスをしたり、共感したりすることは逆効果になってしまう。それを避けるためにも、話を聞く前に本人が求めていることを確認すると、実のある話ができるだろう。

③結論は部下に出させる。

 人は自分で考えて決めたことの方が実行しやすいもの。そのため、たとえ部下がアドバイスや解決策を求めていたとしても、自分の意見を断定的に言うのは避けた方が無難である。アドバイスをする際には、解決への道筋を立ててあげながらも、結論は部下に出させるというスタンスで接することが大切だ。

④今、何ができるかを聞く。

 未来のことを考えるのも大切だが、先のことばかり考えていると、不安や迷いで不安定になってしまいがち。未来のことを考えるよりも、まずは目の前のことを考えるべきだということを部下に伝えて、今何ができるか、何をすべきか、を話し合ってみてはどうだろう。今を着実に積み上げることが、明るい未来につながっているはずである。

⑤勇気を持たせるより、部下が感じていること・思っていることを話させる。

 何か行動するのを躊躇していたり、迷っていたりする部下を見ると、励ましたり勇気づけなければいけないと思ってしまいがちだ。しかし、表面的に励ましても、効果は無いかもしれない。

 それよりも、部下が思っていること・感じていることを聞き出し、それを理解しようと努めることの方が、部下にとってモチベーションを高めるきっかけになるはず。下手に言葉で励ますよりも、話を聞いてくれているという感覚が、本人にとって最大の励ましになる。


 人は他人から命令されたことよりも、自分で考え決めたことの方が実行しやすいもの。部下自身の考えを引き出し、整理させ、決めさせることが部下の行動を促すための近道である。そのためにも、5つのポイントをふまえて部下の話を聞いてみてはどうだろうか?

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