1. モノも場所もあふれる時代。これからはデザイン力で売る『知的資本論』

モノも場所もあふれる時代。これからはデザイン力で売る『知的資本論』

出典:pixabay.com

 TSUTAYAや武雄市図書館など、様々な事業を展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下CCC社)。

 レンタルDVD事業のイメージが強いですが、新規事業を立ち上げるたびに話題なっています。話題性があるだけにとどまらず、消費者にとって身近な存在でもあるCCC社の事業には、なにか秘密がありそうですよね。

 今回、CCC社長である増田宗昭氏の著書『知的資本論』から、CCC社が大切にしている“あること”についてご紹介します。

デザイナーが集まる企業とは?

 著者は、全ての企業とビジネスパーソンはデザイナーであるべきだと述べています。デザイナーと聞くと、商品としてのデザインやロゴを作成するようなデザイナーをイメージしがちですが、実は少し違う意味が含まれていました。

提案=デザイン

 デザインとは、商品が持つ価値を消費者に対して可視化することです。つまり、消費者の視点に立って、ライフスタイルも含めた企画の提案を行うことをデザインといいます。

 TSUTAYAがデザインの視点を実践した例として、深夜営業を行っていることが挙げられます。これは「生活する上で、あったら便利だろうな」という考えが土台になっています。

 深夜営業は経営として非効率であるにもかかわらず、消費者に対して価値の可視化を実現し、結果として成功を収めることができたそうです。

商品とプラットフォームが溢れる時代に必要なこと

 商品が足りない時代は、商品さえ作れば簡単に売ることができました。しかし、現代は商品とプラットフォームが溢れる時代。商品があるだけでは、売ることが出来ない時代と言い換えることもできます。

 そういった、商品とプラットフォームが溢れる時代に生き抜くために必要なことは、消費者の「これは価値があるな」という気持ちを導いてあげられる「提案力」、つまりデザイン力です。

 デザインという視点から消費者の生活を見据えた「提案」が出来る能力を、企業とビジネスパーソンが持っていなければなりません。
 

 莫大な資金を投じて魅力的な商品を作るだけではなく、商品の魅力を消費者に共感してもらえるかが大切。さらに具体的な事例を知りたい方は、『知的資本論』を手にとってみては?


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