1. もう諦めるの? 「失敗」を「成長」に変える秘密。『失敗が教えてくれること』

もう諦めるの? 「失敗」を「成長」に変える秘密。『失敗が教えてくれること』

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 公私問わず、誰もが避けては通れないのが「失敗」という経験。

 「失敗」をそのまま放置するか活かすかの選択が今後に大きな影響を与えるかもしれないと考えると、できる限り活かしたいですよね。とはいえ、「失敗を活かすってどうすれば?」と感じる人も多いのではないでしょうか。

 今回は『失敗が教えてくれること』という本から、「失敗」を学びに活かすために心得ておくべきことをご紹介したいと思います。

「利益獲得型」と「損害回避型」失敗における2タイプ

 失敗に対しての向き合い方として、「利益獲得型」と「損害回避型」と2つに分類することができます。どちらが良い悪いではなく、状況を見極めて向き合い方を柔軟に変えるものだそうです。


 「利益獲得型」というのは、一度でも成功すれば莫大な利益を得られるため、何度失敗しても良いという向き合い方。

 「損害回避型」というのは、一度の失敗が大きな損害になってしまうため、極限まで失敗を避けるという向き合い方。


 以上の2タイプを、状況に応じて見極めるようにします。失敗を恐れず行動するためには、過去・現在・未来と広域を客観視するということです。

アメリカに学ぶ失敗の考え方

 著者によると、日本人とアメリカ人では「失敗」に対しての考え方が異なるそうです。

 アメリカの「失敗」に対する特徴は、「誰もが失敗をし、うまくいかないこともある」という考え方が元になっています。そういった、ある種の「余裕」のようなものがあるようです。

 そして、日本との一番の違いはなにかというと、それは「失敗についてのコミュニケーション」の違いです。日本では「上下関係」が基本なので、一度の「失敗」に対する不安は年齢や立場の差と比例して大きくなりますが、アメリカでは「フラットな関係」が基本です。

 そのため、年上でも年下に対して敬うように接し、もちろん年下も年上を敬いながら、互いに意見しやすい環境が形成されています。日本人の私たちにとって、すぐに「フラットな関係」を作り出すのは難しいですが、「誰もが失敗する」といった余裕の部分に関しては参考になるでしょう。

感情と失敗の関係

 人間の「感情」をないがしろにしてしまうと、「失敗」が起こりやすくなると著者は述べています。

 感情というのは主に「不安」のこと。例えば、責任の重さから来る失敗への不安などです。この感情を上手くコントロールすることで、「失敗」しにくい環境を作ることができます。

 それだけでなく、この「不安」という感情を感覚的に意識することで、「なにが不安で恐れているのか」というような現状認識を脳は自然に行うそうです。不安を抱く根本的な原因が明らかになることで、格段に「失敗」を減らすことができるでしょう。


 『失敗が教えてくれること』には今回ご紹介したものだけではなく、具体的な失敗の例と、その解決法が詳しく述べられています。できれば避けたいですが、いつかは直面する「失敗」。その時に備えるための参考になることでしょう。


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