1. 頭を悩ませる課題は「科学」で解決できる。ビジネスに「科学的視点」を取り入れよう

頭を悩ませる課題は「科学」で解決できる。ビジネスに「科学的視点」を取り入れよう

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 日本では、大学入学時点で「文系」「理系」が明確に区分けされるのが一般的だ。その区別は私達の中で大きな意識的な意味合いを持ち、自分の領域でないものに対する苦手意識にもつながっている。

 しかし、実社会に出てみると、必要な知識はいつも「文系」「理系」と単純に分かれているわけではない。むしろ、問題解決などにおいては「文理が融合した知識」が必要となる場面が多いのではないか。

 最近は、文理の区分はくだらないという人も多い。同時に、経済学部が文系領域である日本では、ビジネスは文系的要素が多いと思われがちだ。理系的な視点に苦手意識を持っているビジネスパーソンも多いだろう。

ビジネスパーソンに求められる、科学的視点

 今、全てのビジネスパーソンには科学的視点が必要だという声がある。その理由は大きく2つだ。

課題解決の複雑化

 急速にビジネスに高度なテクノロジーが取り入れられ続ける現代社会では、ビジネスパーソンが行う課題解決もどんどん複雑になっている。こうした難しい課題を解決するには、深い専門知識を持った人材が必要なのは勿論だが、その領域が広がるに従い、広い知識を理解し、専門家の知識を橋渡しできる人材の存在が欠かせなくなってくるだろう。

膨大なデータを用いた意思決定の一般化

 さらに、ビックデータのビジネス活用が推進されているように、ビジネスの意思決定に膨大なデータを用いるシーンが増えている。こうしたデータを正しく扱うためには、論理的で客観的な科学的アプローチが必要だ。

マーケティングという言葉で片付けない

 実はすでに、ビジネスでは多くの科学的アプローチが用いられている。

 例えば、一時の不調から見事な復活を果たしたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)はビジネス事例として数多く取り上げられているが、この立役者となった森岡氏は文系出身でありながら、統計学のプロフェッショナルである。そして、膨大なデータを用いた利用者分析や価格分析がUSJを成功に導いた。

 これまで、マーケティングや営業戦略などという言葉で片付けられてきたものが、科学的アプローチにより、より論理的に、より客観的なデータに基づいて意思決定されることが増えてきているのだ。そして、この視点は全てのビジネスパーソンに求められるスキルになりつつある。

全てのビジネスパーソンに必要とされるスキルへ

 科学的視点の重要性は、真新しい主張ではない。これまでも繰り返し叫ばれて来た。変わりつつあるのは、ビジネスをこうした視点で捉えることが、プロフェッショナルの仕事から、全てのビジネスパーソンの仕事になりつつあるということだ。

 文系ビジネスパーソンはもはや理系領域に苦手意識を持っている場合ではない。日々複雑な課題に挑戦し続ける人ほど、多くの意思決定をし続ける役割を持つ人ほど、もう一度こうした視点について考えてみる必要があるかもしれない。

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