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悩みを解決するために悩むことをやめる? 『ぜんぜん気にしない技術』

Yu Usuki

2014/11/25(最終更新日:2014/11/25)


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悩みを解決するために悩むことをやめる? 『ぜんぜん気にしない技術』 1番目の画像
出典:pixabay.com

 悩みというのは、いくら考えてみてもすぐには答えが出ないもの。悩みの発端は、些細なことでも解決できずにモヤモヤしてしまうことがありますよね。

 このような悩みの原因は、たった1つでした。『ぜんぜん気にしない技術』という本から、仕事や人間関係などで抱える悩みを解決するための方法をご紹介します。

悩みを明らかにしていくとわかる、その原因とは

 本書では、仕事や人間関係から生まれる悩みを事例別に解決していきます。それぞれの解決方法を確認すると、たった1つの原因であることがわかります。それは、自分と周囲との関係を意識しすぎるために不安に陥ってしまうというもの。

事例1:仕事に時間をかけ過ぎてしまう悩み

 1つの仕事を完璧に終えることを目標に頑張っていると、ついつい時間がかかりすぎてしまうもの。しかし、著者達によると「完璧」というのは、何を基準に「完璧」とするか曖昧なのだそうです。

 そのため、自分の中で最低限達成できているであろう成果を提出することが大切になります。クオリティを上げることは重要ではありますが、効率が悪ければ結果として成果は出せないからです。

事例2:誰かに嫌われているのではないかという悩み

 嫌われることを恐れて人に対して反論することができず、つい愛想良く振舞ってしまうという悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。誰でも嫌われることは避けたいですよね。

 しかし、身の回りにいる全ての人があなたのことを好きになることはありません。著者達によると、大勢の人に好かれていることよりも、たった1人の人に信頼されている方が良いのは明らかだと述べています。

事例3:もしかすると、才能が無いのかもしれないという悩み

 どのような世界にも、天才的な能力を発揮する人材がいます。そういった人材と比較して「自分は才能がない」と思ってしまうこともあるでしょう。

 しかし、比較しても何も変わりません。多くの天才達は一度や二度の失敗では立ち止まらず、長い年月を掛けて天才と呼ばれるようになりました。そのため、他者と比較して悩む時間があるのならば、行動に移す方が前向きになれるそうです。



 悩みの事例からわかるただ1つの原因。それは、他者との関係を意識し過ぎてしまうことです。仕事や人間関係の失敗から、「悩み」に変えるのではなく、周囲を“気にせず”再度チャレンジする、ダメだと思ったら見切りを付けるというように「行動」に変えることが重要だとわかりました。

 「周囲なんか優先しないで自分を優先しようという考え」が軸になっている本『ぜんぜん気にしない技術』は、他にも「お金」に関するものや、「夢」に関するものなど幅広く取り入れています。気になった方はぜひ手にとってみては?


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