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やる気のスパイスは雑談にあり?! 社員の意欲を高める「インフォーマルコミュニケーション」

Rio

2014/11/24(最終更新日:2014/11/24)


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 皆さんは部下との話し合いや上司への相談をどんなところでしているでしょうか? 仕事の悩みであっても、業務中はなかなか悩みを打ち明けられない人も多いと思います。業務中よりも飲み会や休憩中といった業務外でのやり取りの方が話しやすかったりするもの。昔からこのような業務外のコミュニケーション、インフォーマルコミュニケーションは存在していましたが、近年その重要性はますます高まってきています。

インフォーマルコミュニケーションとは......?

 インフォーマルコミュニケーションとは簡単に言うと、組織内で予定されていないコミュニケーションのこと。休憩中の雑談や飲み会での会話、知人同士の情報交換などを指します。インフォーマルコミュニケーションは社員同士のつながりを強化したり、会議などのフォーマルな場での情報を補完したりと、新たなアイデアの創出に繋がる可能性を持つコミュニケーションとして注目されています。

インフォーマルコミュニケーションのメリット

相手の本音を引き出しやすい

 私たちは相手の表情やしぐさ、声のトーンなど言葉以外のところで相手の感情を読み取っていることの方が多いはずです。顔を見合わせてのコミュニケーションでは、言葉以外にも身振りや手振りといった表現方法が可能になり、より相手の感情や表情が読み取りやすくなります。

 このように、表情がわかるやり取りであればお互いの信頼関係を築きやすいですよね。改まった場ではなく、打ち解けた雰囲気の中でなら話す側は話しやすく、聴く側は質問しやすくなるため、相手の反応を見ながら本音を引き出しやすくなります。

解決策が浮かびやすい

 一般的にアイデアは、ストレスから解放された少し気の抜けた状態の時に浮かびやすいとされています。

 例えば、かの有名なアップル創業者のスティーブ・ジョブズは散歩好きで、ミーティングは散歩をしながらというスタイルでした。ジョブズとデザイナーが散歩をしながらミーティングをしている時に浮かんできたのが、ひまわり型のマック(iMac G4)のアイデアだとされています。

 インフォーマルコミュニケーションの場は、業務に対するプレッシャーから解放されてリラックスした状態になれます。このような場であれば、部下からの相談に対しても、より実践的で良い解決策を部下と一緒に考えることが出来るのではないでしょうか?


 部下の育成に悩んでいながらも部下と話す時間が取れず、メールでのやり取りで済ませてしまっている方も多いことと思います。休憩中のほんの5分やランチに行くだけでも構いません。相手の目を見て心を通わせる時間を作ることを心がけてみてはいかがでしょうか?

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