1. 直感的判断を磨く新しいリーダーのあり方『CEOからDEOへ「デザインするリーダー」になる方法』

直感的判断を磨く新しいリーダーのあり方『CEOからDEOへ「デザインするリーダー」になる方法』

by Aurimas Adomavicius

 多くの企業にとって「イノベーション」、「クリエイティブ」など革新性が求められる時代になりました。そして、この2つの根本にあるのは「デザイン」という考え方。

 近年、この「デザイン」という考え方が、プロダクトへの反映だけでなくリーダーシップの方法としても注目されはじめているそうです。今回『CEOからDEOへ 「デザインするリーダー」になる方法』という本から、デザイン思考をもったリーダーとはどのような人材なのかを明らかにしていきます。

CEOからDEOの時代へ

 かつての企業といえば、日本の年功序列制度などからわかるように「安定志向」に価値がありました。しかし、この10年でGoogleやOracle、Amazonなど大きな変化を起こしている企業の価値が急激に高まっています

 著者によると、いままでの「CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)」が通用しなくなり、リーダーにデザイン思考を持った資質が必要とされる「DEO(デザイン・エグゼクティブ・オフィサー)」の時代にシフトしていくそうです。

DEOの資質とは?

 DEOには、どのような資質が必要なのでしょうか? 本書で取り上げられている中から一部をご紹介します。

リーダーが変化の火付け役になる

 リーダー自身が部下を待たず、自ら変化を起こす役目を担います。自ら変化を起こし、影響力を発揮することで、組織のメンバーたちは同じ目標に向かって結束するのです。そのため、従来の階層型(上下関係)的なリーダーシップではなく、限りなく組織がフラットに結束しあうタイプの組織が出来上がるのだそうです。

リスクを冒す

 変化を起こし、さらにリスクを進んで冒しに行くのがDEO。こういったリーダーは、リスクを恐れて行動を起こさないことが大きなリスクになりうるのを理解しているのだそうです。

 もちろん、突発的にリスクを冒すわけではありません。目標や仮説を立て、社会にどのような影響を及ぼすのかを受け入れた上で行動に移します。

直感で判断できる能力

 そして、DEOは直感的に物事を判断する能力に長けています。直感的な判断が功を奏するというのは実験の結果で明らかになっており、深く認識し広く観察できる能力に基づいているのだそう。直感で判断を行うものの、その後の分析は入念に細かく行うのが特徴です。


 頻繁な社会の変化に対応するために注目されているDEOというリーダーシップのあり方。今回ご紹介した『CEOからDEOへ 「デザインするリーダー」になる方法』では、他にも問題解決に向けての事例や考察が述べられているため、リーダーシップを学ぶにあたって参考になるかと思います。詳しく知りたい方はぜひ手にとってみては?

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する