1. 家庭も仕事も一生現役でいたい。アクティブシニアの新ライフスタイル「HOHO」

家庭も仕事も一生現役でいたい。アクティブシニアの新ライフスタイル「HOHO」

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 今、団塊の世代のライフスタイルに大きな変化が起きています。日本ではシニア起業などが普及し始め、定年後も仕事をし続ける中高年が増加している中、アメリカでは「HOHO」というライフスタイルが広がりを見せ始めています。

 皆さんはHOHOという言葉をご存知でしょうか?

HOHOとは......?

 HOHOとは、"His Office Her Office"の略で、定年を迎えたり子供が独立したりして時間に余裕が出来た夫婦が自宅にそれぞれオフィスを構え、在宅で働くというライフスタイルのこと。自分で好きな仕事を続けながら一定の収入を得て、余暇も楽しむという中高年の新しいライフスタイルとしてアメリカで普及し始めています。

 例えば、定年退職後にかつての同僚や仕事仲間などから仕事を頼まれる、子育てを終えた主婦がやってみたかたったことに打ち込んでいるうちに起業に至る、といったことが挙げられます。

HOHOが注目を集めるワケ

 元々HOHOのワークスタイルは、アメリカのベビーブーマー世代と呼ばれる1947~1964年生まれの人々の新しい働き方として誕生しました。現在ベビーブーマー世代の大半が「職場を引退しても、生涯仕事をし続けたい」という脱リタイアメント志向を持っています。

 このような、脱リタイアメント志向を持つ中高年の一番の目的はお金ではなく、やりがい。家族や自分の生活を大切にしながら、自分のペースで自分の好きな仕事が出来る点に魅力を感じているようです。

 日本では米国のベビーブーマー世代に相当するのは1947~1949年生まれ。いわゆる団塊の世代です。アメリカのベビーブーマー世代と同じく、日本の団塊の世代にも働き続けたいと望む中高年が非常に多いです。

 内閣府の『団塊の世代の意識に関する調査結果』によると、「何歳まで働きたいですか?」という質問に対して団塊の世代の男女の25.1%が「働けるうちはいつまでも」、21.3%が「70歳まで」と答えています。

スキル、精神面ともに準備が大切

 このように魅力が多いHOHOですが、定年退職後に急に始めようと思って簡単に出来るものではありません。自分の好きなことや得意な分野を見つけておく、専門性を高めておくといった準備をしておくことが、定年後スムーズに仕事を始めるためには必要となります。

 さらに、スキル以上に大切なのが精神面での準備。男性の場合、会社勤めが長いと組織の中で自分の専門性を磨く必要性を感じなくなってしまいがちです。また、女性の場合、専業主婦の期間が長いと社会に復帰することが億劫になってしまい、いざ何かやりたいと思っても躊躇してしまいがち。

 組織や主婦といった枠組みを超えて、自分の意志でやりたいと思える意識を持つことが大切です。


 生涯働き続けることにアクティブな中高年が増加している日本でもHOHOは今後、広がっていくことが期待されます。定年後もやりがいを持って働き続けたいという方は、定年後の新しいシニアライフの一つのあり方として、視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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