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志があれば、人生は学問になる。『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』

Haruka Sato

2014/11/18(最終更新日:2014/11/18)


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by Tez Goodyer
 
 あなたは、年を取ったときに振り返って満足できる生活を送っていますか? 本当はやりたいことがあっても、お金や仕事、時間などの様々な制約によって挑戦できていない方もいるのでは?

 新たな事への挑戦は、結果に関わらず自分にとって大きな財産となるはず。あと一歩が踏み切れず、葛藤しているあなたにご紹介するのは、明治維新の精神的指導者であった吉田松陰の言葉です。

 新たなことに挑戦し続け、力強く生きた彼は何を考えていたのでしょう。彼の生き方に感銘を受け、その志を継ぐと決意した池田貴将氏の著書『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』から、その生き方を見ていきます。

動きながら準備する

 吉田松陰は、行動につながらない学問は無意味だと考えていました。

 何かを「やろう」と思ったときにすぐに動けない人は、いつになっても始めることができません。これは、先延ばしにしているうちに「準備が出来ていない」という思い込みが強くなってしまうからだそう。

 大切なのは不安をなくすことではなく、いかに素早く一歩目を踏み出すかということです。よく行動する人は、失敗の回数も増えます。それでも、動かない人よりも早く自分の理想に到達することができます。

 さらに、自分の行動によって「未来はいくらでも自分の手で生み出すことができる」という自信を得ることもできるようです。 
 

慣れ親しんだ場所を出る

 吉田松陰の持っていた感覚のひとつに、「うまくいくか知らないが、これをやらなければ何も始まらない」というものがあったそうです。

 彼は、居心地の良い場所に居続ける限り、「本当にやりたいこと」はできないと言います。安定した環境の中では新しい刺激に弱くなり、感性も鈍るなど、あまり良いことは無いようです。

 また、良い結果や周囲からの賞賛を求めると、思うままに動くのが難しくなってしまいます。そのため、評判ではなく自分の心の充実感を求めることが大切になります。

終わりを意識する

 より良い人生のためには、始まりだけでなく、終わりを考えることも欠かせません。

 吉田松陰は、本気で生きることは「わずかな残り時間で何ができるか」を必死で考えることによく似ていると言っています。

 人は終わりを意識することで、これまでを振り返り自分がやり残してきたものに気がつくことができます。また、その残り時間を意識すると、周囲に臆している時間がもったいなく感じられ、思い切りよく行動することも可能になります。

 
 今回は、幕末の思想家、吉田松陰の言葉をご紹介しました。何をどう手に入れたいかではなく、どんな気持ちを感じたいかが大切だとも言っています。

 あなたの感じたいことは、挑戦の先にあるのではないでしょうか?この本を、新たな一歩を踏み出すきっかけにしてみてはいかがでしょう。



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