1. リーダーだけでは成り立たない、調整役が果たす3つの役割

リーダーだけでは成り立たない、調整役が果たす3つの役割

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 仕事をしていれば、チームで動かなければならない場面はたくさんあります。チームのメンバーがそれぞれの力を100%発揮する為には、「良いチームワーク」が必要です。では、良いチームワークには何が必要でしょうか? みんなを引っ張る強いリーダー? 優秀なチームメンバー? もちろんそれも大切ですが、それだけでは不完全です。

リーダーとメンバーをつなぐ存在

プロ野球を見ても、イチロー選手がオリックスに在籍した92年から2000年の間でリーグ優勝できたのは2回だけ。突出した個がいても、チームとして強くなければ勝ち続けることはできません。

出典:チームワークの名言 厳選集 - 名言DB

 チームで仕事をする際、優秀な人材やリーダー的な存在はもちろん必要です。しかし、個々が秀でていても、違う方向を向いていたり連携がうまくいかなかったりすると、パフォーマンスも半減してしまいます。

 そこで重宝されるのが、リーダーとメンバーをうまく噛み合わせ、潤滑油の役割を果たす調整役です。調整役は、メンバーが凹んでいたらフォローしたり、リーダーに適切な選択肢を示したりすることで、チームをうまく機能させます。

チームの調整役は3つのものを配っている

 チームの調整役をこなしている人は、視野が広くチーム全体をよく見渡しています。そのために必要な要素を「目配り」「気配り」「心配り」の3つに分けて紹介していきましょう。

観察することで相手を理解する「目配り」

 目配りとは、周囲の人の行動を観察することです。自分のことに集中すると人のことが見えなくなる、というのはよくあることです。しかし、それでは周囲の人が何を考え、どう行動しているのかという情報が一切入ってきません。

 目配りをすると、今まで見えていなかった、一人一人の考えが見えてきます。自分とは違う意見を持っている人が、なぜそう考えるのかを理解することができれば、状況を適切に判断できるようになるので、自分のとるべき行動がより明確になります。

発生しうる問題を予測し、行動する「気配り」

 気配りとは、チームがの中で発生しうる問題を予想して、事前に対処することです。対応が遅れそうな部分や、思うように結果が出ないことに対して、善後策を打っておける人が居ると、たとえ問題が発生しても、被害が大きくなる前に修正することができます。

チームのモチベーションをあげる「心配り」

 心配りとは、チームのモチベーションを高める行動をすることです。例えば、リーダーとメンバーの意見が合わず、互いに衝突してしまったとします。こんなとき、チームのモチベーションは下がってしまいがち。しかし、これは単にお互いの意図が伝わっていないだけかもしれません。そのときに、調整役がメンバーとリーダー双方の意見を聞いて橋渡しをすると、お互いの考えを理解し合うことができるので、チームメンバーのモチベーションを取り戻すことができます。

 このように、調整役はリーダーにとっては「背中を任せられる相手」、メンバーにとっては「頼れる存在」になることで、リーダーやメンバーの力を引き出す役目を果たします。


 チームで仕事をしていると、ついつい目立つリーダーや、頭のキレる優秀なメンバーなどに目がいってしまいがちです。しかし、彼らの力も調整役なしには十分に発揮できません。チームでより良い成果を出すには、調整役の存在が不可欠なのです。

 「チームでの仕事がなかなかうまくいかないな」と思ったら、まずは周りの人を気にかけてみる、そんなことから始めてみてはいかがでしょうか。

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