1. 「アイデア」と「仲間」、創造的な企業で大切なのはどっち? 『ピクサー流 創造するちから』

「アイデア」と「仲間」、創造的な企業で大切なのはどっち? 『ピクサー流 創造するちから』

by TAKA@P.P.R.S

 新商品や新しい作品などの企画や開発に携わる人にとって、独創的なアイデアはぜひとも生み出したいところですよね? 会社にとってもそれは同じで、毎年新しい発想を取り入れ、カタチにしなくては成長が止まってしまうことでしょう。そんな創造性が求められるような会社にとって、本当に大事にするべきなのは「アイデア」と「仲間」の果たしてどちらなのでしょうか? 
 「トイストーリー」や「モンスターズインク」を生み出したピクサーでは、その答えはハッキリ出ているようです。
 
 今回は『ピクサー流 創造するちから』という本から、モノづくりをする上で大切なことについてご紹介します。

アイデアは、生かすも殺すもチームしだい

新しいアイデアは、ある時点で、それを守っている繭から人の手に移す必要がある

出典:エド・キャットムル (2014) 『ピクサー流 創造するちから』

 著者は、優れたアイデアよりも、適切な人材と適切な化学反応を得ることの方が重要だと話します。なぜなら、どんなアイデアもチームによっては台無しにしますし、もっとよいものに生まれ変わらせることもあるからです。さらに、アイデアをきちんと形にするためにも、一番初めによいチームを用意することが必要となります。ここで言うよいチームとは、メンバーが互いに補い合うことができるチームのことを指します。

「率直」な意見のみがチームに信頼をもたらす

本音で語れる環境こそ、いいものをつくる唯一の方法

出典:エド・キャットムル (2014) 『ピクサー流 創造するちから』

 創造的な共同作業を行うためには、信頼が不可欠です。そして信頼は、オープンにコミュニケーションを取ることでしか得られません。

 ピクサーには、スタッフが遠慮なく話し合いをするための「ブレイントラスト」と呼ばれる制度が存在しています。この制度により、およそ数ヶ月ごとにスタッフが集まり、問題の発見と解決という課題についての話し合いが実施されます。そんな議論の場で常になくてはならないのが「率直さ」。本音を語ることは難しいですが、率直な議論でしか信頼というものが生まれてこないと考えているためです。

 
 会社としてはアイデアを重要視するよりも、チームが自由にコミュニケーションを取れるような環境づくりを行うことが、創造的な発想を生む上で重要となりそうですね。

 本書は、ピクサーの誕生から創造するリーダーのメンタルモデルまで、非常にボリュームのある内容となっています。マネジメントだけでなく、ピクサー自体に興味があるという方も、一度ご覧になってみては?





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