1. トヨタ自動車:日本企業初の純利益2兆円へ 北米での売れ行き好調と円安がカギ

トヨタ自動車:日本企業初の純利益2兆円へ 北米での売れ行き好調と円安がカギ

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出典:www.flickr.com


 消費税増税の反動減に苦しむ企業が多い中、トヨタ自動車は先日、2015年三月期の純利益予想引き上げを発表しました。

トヨタ自動車は5日、2015年3月期の最終的なもうけを示す純利益の予想を引き上げ、初めて2兆円に達する見通しだと発表した。円安や米国での販売増が利益を押し上げ、リーマン・ショック直前と比べると、3千億円近く上回る空前の水準となる見込みだ。

出典:トヨタ純利益、初の2兆円見通し 2015年3月期:朝日新聞デジタル
 日本企業としては初となる二兆円突破の見込みです。

トヨタを日本初の二兆円企業に後押しする要因とは

 トヨタが上向き予想に変更した最大の要因は何と言っても円安です。これまで15年三月期の対ドル為替レートを1ドル=101円と予想していましたが、これを1ドル=104円に見直し。これにより同期の売り上げが1350億円増加する見通しです。

 リーマンショック以前の1ドル=114円であった08年の三月期と比較するとまだまだ円高であり、為替によるマイナス利益は一兆円を超えますが、それでいてなお今回のような増益を予想できるのは、企業努力による部分が少なくありません。

 現在トヨタは既存の工場の稼働率を上げることに注力しています。つまり新規工場を建設することに対しては慎重な姿勢を貫き、出費を抑えてすでに持っているものを活かそうというわけです。

もう一つの要因は北米での好調。

 また今回の上方修正の要因として、北米での売り上げが好調であったことも挙げられます。北米市場は高級車や高性能車が売れる高収益の市場とされています。トヨタ車がそのニーズにフィットしたことにより、北米での販売予想は三万台増加の予想に修正されました。

米国市場について、小平副社長は「状況が非常に良く、暦年で1640万台規模の市場になるのでは」と指摘。個人消費動向、GDP(国内総生産)成長率も高水準で、米国経済は「来年も成長する」とみており、現時点では「市場全体、トヨタのビジネスとしても懸念材料は持っていない」とした。

出典:トヨタ、今期純利益予想は初の2兆円 | ロイター | 東洋経済オンライン | 新 ...

 小平信因副社長も米国市場全体に対しては前向きな見通しを示しています。



  
 トヨタ自動車はリーマンショック以前の水準よりも一層好調を維持しつつあります。米国ではエアバッグのリコール問題などもありましたが、総合的には今後も好調と見て間違いないようです。

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