1. りそな:3兆超の公的資金完済へ りそなが完済後に目指す「攻めの姿勢」

りそな:3兆超の公的資金完済へ りそなが完済後に目指す「攻めの姿勢」

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 2003年に3兆円を超える公的資金を受けた「りそなホールディングス」。その多額の公的資金は金融危機から脱するための企業再建に利用されてきました。

りそな、完済目前に

今年7月には、国から公的資金(優先株)1960億円分を買い取り、国の議決権が消滅。残る公的資金は1280億円となり、経営体力からみても2018年3月期までとなっている返済期限の前倒しが十分視野に入る状況だ。

出典:りそな「次の動き」に注目が集まる 公的資金まもなく完済、その後は? : J ...

 りそなホールディングスが約3兆円の資金を返済し、完済目前になったと発表されました。公的資金の返済期限は2018年3月になっており、期限より早い完済が可能と見られています。

今後の経営戦略とは?

 りそなホールディングスは公的資金完済を優先課題にし、投資は控えめに抑えていましたが、公的資金が完済出来た後は「攻めの姿勢」をとるとされています。その姿勢の中で、「真のリテールバンク」の確立と「スーパーリージョナルバンクの柱」になることを目指し、経営を行なっていくことが期待されています。

個人のニーズに答える「真のリテールバンク」

 りそなホールディングスは2年ほど前から、「真のリテールバンク」の確立を経営目標として掲げてきました。

 リテールバンクとは一般的に、個人や中小企業に対して金融サービスを行なう銀行のこと。一般的なリテールバンクには、同じ既製品を大衆に向けて提供する「マス」的なイメージがありますが、りそなホールディングスは一人一人のニーズに答える金融機関を目指しています。

 目標達成のためにグループ内の管理・運営を一体化させることによりムダを見直し、その資金をリテール業務へ充ててきました。

日本版「スーパーリージョナルバンク」が実現…?

 りそなホールディングスは全国展開していた都銀が統合した銀行で、各地域に進出してきた経験やノウハウを備えていることから、日本版スーパーリージョナルバンクの柱となると言われています。
 
 そもそもスーパーリージョナルバンクとは、特定の地域で強い基盤を持つ銀行が州や県の枠を超えて総合的なサービスを行なう銀行のこと。このような地銀統合は主にアメリカで行なわれており、日本版スーパーリージョナルバンク構想がアベノミクスの成長戦略に盛り込まれたことで注目されています。

 しかし、この実現には様々な議論があり、今後の行方は不透明なままです。
 

 公的資金完済を目前に控えたりそなホールディングス。無事に完済することが出来れば今まで控えていた投資も活発化されると予想されています。完済後、りそなホールディングスは企業としても活発化が期待出来るかもしれません。

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