1. 社内でイノベーターになるのはどんな人? 中堅社員が革命を起こす「シリアルイノベーター」

社内でイノベーターになるのはどんな人? 中堅社員が革命を起こす「シリアルイノベーター」

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 皆さんはイノベーターと聞いてどんなイメージを持つでしょうか? 多くの人がシリコンバレーの起業家のようなイメージを抱くかもしれません。しかし、そのイメージを大きく覆す新しいイノベーターが注目を集めています。それが、「シリアルイノベーター」。

 皆さんはシリアルイノベーターという言葉をご存知でしょうか?

シリアルイノベーターとは...?

 シリアルイノベーターとは簡単に言うと、成熟した組織の中でイノベーションを起こし、新しいアイデアや商品を生み出し続けられる人材のこと。すなわち、業務が細分化した大企業のピラミッド構造の中で、次々と革新的なブレイクスルーを生み出す人材のことです。

 最近では、大企業の中にも社内ベンチャー制度を取り入れる企業が増えてきたりと、イノベーションを支援する流れも出てきています。しかし、大企業の中では一般的にイノベーションは阻害されることが多いのも事実。そんな中、大企業の中でイノベーションを起こそうとする人材が注目を集めるのはなぜなのでしょうか?

なぜ今シリアルイノベーターが注目を集めているのか?

 その理由の一つとして、ビジネスモデルの寿命が年々短くなってきていることが挙げられます。今や、これまで利益を上げることが出来ていたビジネスモデルが、今後数十年の間に利益を上げられなくなるかもしれない時代です。米国のデューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏は2011年にニューヨークタイムズに対して、「子供たちが大人になる頃、その65%はまだ存在していない職業に就く」とも語っています。

 これほどまでにビジネスモデルが急激に変化する世の中では、大企業の中でもイノベーションを起こし、次々に新しい商品を生み出していかなければ生き残ることが出来ないのです。そんな中、企業を支えられる人材として注目を集めているのが、「シリアルイノベーター」という訳です。

シリアルイノベーターに必要な能力とは?

 自身も大企業の中でイノベーションを起こそうとしている、TBSの柳内啓司氏はシリアルイノベーターに必要な能力を以下のように語っています。

では、こうした人材になるためにはどういった力が必要なのか。私は「新しい情報にアンテナを張る力」「外部のリソースを調達する力」「社内調整をする能力」の3つが必要だと思っています。

出典:2 - 現代ビジネス - isMedia
 簡単に言うと、「情報収集力」「リソース調達力」「社内調整力」の3つとなります。

情報収集力

 一つの分野に偏らない、複数の知識分野にまたがる好奇心を持って日々情報に接する必要があります。また、この時収集した情報を意識的に発信していくと尚良いようです。これは情報の受け取り手にとっては情報を得られる、自分にとっては"様々な情報を知っている人"という印象を作ることが出来るというメリットがあります。

 このような印象を作っておくことで、自然と声をかけてもらえる機会が生まれたり、相談を持ち掛けられて仕事に繋がるというケースも生まれます。

外部リソース調達力

 せっかく大企業の中にいるのであれば、その信用の高さやスケール感を活かし、自らが外部とのハブとなって外部のノウハウやスキルを調達していくべきです。そのために必要となるのが人脈。仕事での出会いに限らず、話を聞きたい人がいれば講演会が終わってから名詞交換をするなど、分け隔てなく様々な人に関心を持って積極的に話しかけることで、自然と人脈が広がっていきます。

社内調整力

 大企業に勤めていると、資金や設備の面で恵まれているという利点がある半面、自分のやりたいことの実現に際しての手続きは煩雑になりがちです。シリアルイノベーターにはこのような状況を突破する力、すなわち社内調整力が非常に重要となります。

 社内での信頼を得て、イノベーションを実現させるためには実績が必要不可欠。30代前半まではとにかく実績を作って、信用の貯金を作っておくことでリスクに挑戦する原資となることでしょう。また、このように信用の貯金を作っておけば、いざという時あなたを信頼してくれる周りの人々がきっと力になってくれるはずです。


 様々なところに目を向け、次々に新しいモノを生み出すシリアルイノベーターになることはとても難しく感じます。しかし、一つ一つはそんなに難しいことではなく、誰しもやろうと思えば出来る、基本的なことです。基本的なことをあなどらず、やり遂げられる人こそブレイクスルーを生み出せるでしょう。

 会社員としてイノベーションを成し遂げるシリアルイノベーターは社会にインパクトを与える生き方の選択だと言えます。チャンスは意外とあなたの周りにもたくさん転がっているかもしれません。会社の中で現状の立ち位置に満足しておらず、自分を変えたいと思っている方はシリアルイノベーターを目指すことで自己実現を図ってみてはいかがでしょうか?

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