1. 他人と自分を比べなくったっていい。 自分の価値観で作るキャリアの理論「スローキャリア」

他人と自分を比べなくったっていい。 自分の価値観で作るキャリアの理論「スローキャリア」

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 キャリアに対する考え方やポリシーは人それぞれ。中には報酬や目標達成よりも、自分の価値観やポリシーを大切にしたいと考えている方もいるでしょう。そんな方にお勧めしたいのが「スローキャリア」という考え方。スローという言葉を聞くと、のんびりと自分のペースで仕事をこなしていくことかなと思われるかもしれませんが、決してそういったことではありません。

スローキャリアとは...?

 スローキャリアとは簡単に言うと、自分の価値観を大切にし、仕事やキャリアを自律的に作っていく気概を持つ考え方です。"社会人であればトップを目指すべき"という一般的な通念に振り回されず、自らの動機でやりがいを感じながら働くという訳です。

 また、上昇志向が必ずしもなくても仕事やキャリアに対して前向きであることも、スローキャリアの考え方の一つです。ただ目標に向かってがむしゃらに仕事をするわけでもなく、好き勝手に生きることでもない。スローキャリアには自分自身の揺るぎないポリシーが必要であると言えます。

なぜ、今スローキャリアが注目されている?

 ほんの二十~三十年前の日本であれば、終身雇用制がマジョリティで大企業に行けば将来安泰といった考え方が一般的でした。しかし、倒産することなど誰も予想出来ないような大企業が多額の投資資金と共に一瞬にして消えてなくなってしまうような時代です。また、「データサイエンティスト」「アプリデザイナー」といった、十数年前まで存在していなかった職業も次々に誕生しています。つまり、十数年後には今自分が就いている職業が存在しているかどうかすらわからないという訳です。

 このように、現代の日本は変化が激しく、長期のキャリア目標から逆算するやり方をしていては、世の中に振り回され、自分らしいキャリアを築くことが出来ません。そんな中、時代に流されず自分らしいキャリアを築く考え方としてスローキャリアという考え方が誕生したと言えるでしょう。

あなたはどんな時に喜びを感じますか?

 スローキャリアを考える上で大切なのが「自分のやりがい」。働く一人一人がこの仕事をしていて幸せだ、と感じられることが大切です。同じ状況にあっても、「幸せ、幸せではない、どちらでもない」と意見が分かれるように、人それぞれ幸せややりがいを感じる瞬間は異なります。よって、やりがいを他人と比較する必要はありません。自分の中でやりがいを感じるポイントを大切にしましょう。

 では、どうやって自分のやりがいを見つければ良いのでしょうか?そのためには、まず目の前の仕事に主体的に取り組むことです。スローキャリアは逆算的に形成されるものではなく、結果的に形成されるもの。よって、目の前の仕事に問題意識を持って主体的に取り組むことで、自分の考え方や価値観を少しずつ形成していくことが大切です 


 スローキャリアにおいて最も必要なのは、「自律的な姿勢」です。自分自身のキャリア形成を会社任せにせず、自分自身で考え、行動するということです。実際には、自分の揺るぎない信念を持って仕事に取り組むことは決して楽なことではありません。しかし、やりがいのある仕事をして、幸せなキャリアを築きたいという方にとってスローキャリアは、キャリアを考える上でのヒントを大いに与えてくれるのではないでしょうか?

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