1. 国産旅客機50年ぶり完成 MRJはリージョナルジェット市場を獲れるのか

国産旅客機50年ぶり完成 MRJはリージョナルジェット市場を獲れるのか

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 日本製の商品が世界中に出回っている現在。実は日本が50年もの間製造してこなかった商品が、旅客機です。その凍結していた日本の航空産業を切り開き、リージョナルジェット市場に進出してきたのは、三菱航空機でした。

MRJ、関係者に披露

 先日、三菱重工業の子会社である三菱航空機が、MJR(三菱リージョナルジェット)の初号機を関係者に公開しました。

MRJは米プラット・アンド・ホイットニー製の低燃費エンジンを搭載。機体の一部には軽量な複合材を使用し、最先端の空力技術を駆使して優れた経済性や低騒音を実現した。天井も高く、広くて快適な客室も特徴となっている。

出典: 三菱MRJ、ついに完成機をロールアウト | ロイター | 東洋経済オンライン ...

 リージョナルジェット機とは、一般的な旅客機よりも小型のジェット旅客機のことで、座席数は50〜100席のものを指します。短い滑走路でも走行可能で、低騒音での飛行が特徴です。

 今回発表されたMRJは、最先端の技術を駆使し、快適な乗車が可能で環境に優しく製造。見た目や機能だけではなく、乗客のことを思いやるところに、日本製品の良さがあるとされています。

MRJの今後は? 

MRJの初号機は90席クラスタイプで、2015年4-6月に国内で試験飛行を実施。2017年に納入する計画だ。これまでに国内外から合計407機を受注した(ブルームバーグ)。新型機完成で同社は、競争の激しさが増すリージョナルジェット(地域間輸送用旅客機)の国際市場に参入することになる。

出典: 国産初ジェット『MRJ』、“20年で世界2位に成長”と英専門家が期待 その ...

 MRJは、2015年4月ごろに国内で試験飛行を実行する予定。現段階で、国内外から約400機もの発注を受けており、各国からの期待が感じられます。

 さらに、今後はリージョナルジェット市場に参入していくことに。リージョナルジェット市場は、ハブ空港や小規模空港の普及によって需要が高まると予想されています。

 現在この市場は、カナダとブラジルのメーカーが先導している状態で、参入は厳しいのではという声も。50年間も旅客機製造経験が不足していることは、大きな遅れであると言われています。

 しかし、日本の持つ高い技術力を、リージョナルジェット市場でも発揮すれば、他国のものよりも安全で安心できるものが生まれるかもしれません。MJRのリージョナルジェット市場開拓に、期待が集まっています。

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