1. 今のあなたが最高のあなたであるために。『これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方』

今のあなたが最高のあなたであるために。『これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方』

by Il conte di Luna

 仕事で優秀な結果を残しているエリートと呼ばれる人達。結果を出すために、どのような工夫をしているのか気になりませんか? もし、すぐに実践できるような方法であれば参考にしたいですよね。

 実は、エリート達が仕事をする上で心がけている秘密がありました。今回ご紹介する『これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方』は、実際にエリート達と仕事をしてきた筆者の経験を基に書かれています。では、エリートが仕事のパフォーマンスを上げるために行っていた方法とは何か詳しく見ていきましょう。

横断的な学習はしない

 横断的な学習というのは、例えば転職するための勉強のこと。著者が例として挙げているのは、外資系に転職するための「英語学習」や、部署を移ることによる他の分野の学習などです。

実務ではなく座学で勉強した内容は、実際の一線級の面々と仕事をする上では、使い物にならない。これは、趣味で野球をちょっとやっていても、プロ野球選手には到底なれないのと同じような感覚だ。

出典: 吉沢康弘(2014)『これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方』


 新たに学習を思い立って始めたところで、現時点でその分野で活躍する人とは差が明らかでしょう。現時点での自分の立場を基本とした学習を心がけ、プロフェッショナルとしての意識を持つことが成長するために必要です。

意図的に締切りを設定する

 部署で設定された目標や取引先との間で決まる納期を守ることは前提であり、重要です。しかし、著者によるとエリート達の多くは以下のような事を行っているそうです。

もしも現時点で、「自分は120%までは能力を発揮していない」と感じることが多ければ、意図的にこの「締め切り」を設定し、自らを追い込むことが、圧倒激な集中力をもたらすために、効果的な方法と言えるかもしれない。

出典: 吉沢康弘(2014)『これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方』


 自分で意図的に「締め切り」を設定することで集中力を高めていたのです。これにより、「仕事を任されている」という意識ではなく「自分から仕事をしている」という意識になり能動的に働く状況を作り出せるので、前者と後者では達成したときの成長度合いに大きな差ができるでしょう。

変化を最小にし、心の余裕を保つ

 エリート達は、仕事で集中力を保つために環境づくりの面でも工夫していました。

人間の集中度合い、精神エネルギーといったものの総量は一定のため、新たな環境の変化を仕事上で起こすときは、他の変化を一緒に取り入れないほうがよい。

出典: 吉沢康弘(2014)『これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方』


 つまり、仕事において昇進や転職、起業など大きな変化を迎えるタイミングでは、(引越しや結婚など)私生活の変化を最小限に抑えるということ。

 人間が持てる集中力や心の余裕にはキャパシティがあります。そのような状況で公私共に大きな変化が起こると集中力が散漫になり、心の余裕を失ってしまうとパフォーマンスが低下する一方です。変化が起こるタイミングを把握した上で、それだけに集中できる環境づくりを心がけましょう。


 エリートと呼ばれる人達が仕事のパフォーマンスを向上させるために行っていた方法は、すべて「能動的に仕事をコントロールする」という点で共通していました。与えられた仕事に満足するのではなく、何をしたらいいのかを自ら考えて判断を下すことが大切です。

 今回、すぐに実践できる方法を主に取り上げましたが、長期的な視点で仕事のパフォーマンスを向上させたい人にとっても参考になる方法が本書に書かれています。気になった方はぜひ手にとってみては?


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