1. 「クールジャパン」で日本の魅力を世界へ! 豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」構想とは

「クールジャパン」で日本の魅力を世界へ! 豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」構想とは

by Robert S. Donovan
 海外を訪れた際に「I love Sushi!」とか「I watch Japanese Anime!」などという話を外国人の方が話しているのを聞いたことはありませんか?

 実は特にここ2,3年の間で、世界中から日本食や日本製品、日本文化に対して熱い視線が向けられるようになっているのです。

 これをビジネスチャンスだと考えた日本政府は、2011年に「クールジャパン戦略」というものを打ち出しました。

かっこいい(Cool)を売りに

 「クールジャパン戦略」とは、Cool Japan(かっこいい日本)をテーマに日本の魅力的な産業やコンテンツを世界中に広めることで、日本のイメージアップ、さらには海外需要を獲得し、日本の経済成長(企業の活躍・雇用創出)につなげていこうとする政策のことを指します。

 具体的には、自動車、家電・電子機器等の従来型産業に加えて、「衣」「食」「住」やコンテンツ(アニメ、ドラマ、音楽等)をはじめ、日本の文化やライフスタイルの魅力を海外の人々に伝えていくのが目標です。

 今までの具体的な動きの例としては、「コ・フェスタ(アニメ、音楽、ゲーム等のコンテンツ・イベント等が一体となって国内外に発信する世界最大の国際コンテンツ・イベント)」で商品の売買・海外への情報発信等を行うことでブランドの構築を図ったり、「100Tokyo」という英語のWEBサイトを立ち上げ、東京・日本のクリエイティブなモノ・ヒト・コトを海外に発信したりしてきました。

「国際アート・カルチャー都市」を目指す

 このように様々な企画を通して日本の魅力を伝える取り組みが行われている中、2014年10月6日、東京都豊島区でクールジャパンを軸に新たな計画が持ち上がりました。その計画とは、街中に文化や芸術の表現活動の場を設けて世界に発信することで、豊島区を「国際アート・カルチャー都市」として生まれ変わらせるという内容のものです。

 この計画が持ち上がった背景には、2020年に東京オリンピックが開かれること、さらには若い女性の減少で豊島区が消滅する可能性があることが挙げられます。消滅を食い止めるための具体的な施策としては、広場や公園を開放し、街全体を演劇や音楽、ダンス、コスプレなどの舞台にすることで区の魅力や多様な文化を世界に発信していくことが掲げられています。


 豊島区の「国際アート・カルチャー都市」化計画は、来年三月末をめどに具体的な構想をまとめる予定です。クールジャパンで区の活性化を図る今回の計画が上手くいけば、日本の地方再生化や地域振興のヒントになるかもしれません。今後どのように区が変化していくのか非常に楽しみです。

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