1. 仕事で壁にぶつかった時の必読書、『働く君に贈る25の言葉』が示してくれる道とは

仕事で壁にぶつかった時の必読書、『働く君に贈る25の言葉』が示してくれる道とは

出典:picjumbo.com
 「仕事が上手くいかなくて辛い」働き始めたばかりの新人や若手ビジネスマンの中には、このような悩みを抱える人もいるのではないでしょうか? そんな人にご紹介したい1冊の本があります。それは『働く君に贈る25の言葉』

 本書のコンセプトは、元東レ社長である著者が長年のビジネスマン生活で培ってきた幸せに働くためのメソッドを、新社会人になった甥っ子の「遼君」(仮名)へ宛てた手紙の中で教えていく…というもの。今回はその一部について見ていきましょう。

君は人生の主人公だ。何ものにもその座を譲ってはならない。

 著者は若い世代のビジネスマンに向けて、人生設計をできるだけ具体的にイメージするべきだ、とアドバイスしています。何歳ぐらいまでに今の仕事をマスターするのか、その次にはどんな仕事にチャレンジしたいのか、結婚はいつか、子どもは何人か、家は買うのか…などなど。20代で考えた人生設計がそのまま思い通りになることはありませんが、この作業には意味があります。なぜなら、「自分は何をして生きていきたいのか」「この人生で何がしたいのか」を自らに問いかけることにつながるからです。

 仕事、趣味、友達、家族…。色々ある中で、あなたが大切にしたいものは何ですか? それが見つかったならば、今度はそれを中心とした人生を送るためにどうすればいいのかを考えましょう。ここで大切にしてほしいのは、仕事の位置付け。何の考えもなしに仕事をしていては、あなたの生活はいつしか仕事に支配されることに。こうならないためにも、若いうちから自分にとって大切なものを見極め、そのために仕事をコントロールする意思を固めましょう。その意思さえしっかりしていれば、仕事を効率化するノウハウはいくらでもありますよ。

私は、「ワーク・ライフ・バランス」の推進者です。しかし、実はこの言葉があまり好きではありません。「ワーク」と「ライフ」を「バランスさせる」という発想では足りないからです。
必要なのは、マネジメントの発想です。自分が望む人生を送るために、生活と仕事をどのようにコントロールしていくのかが問われているのです。
だから、私は「ワーク・ライフ・マネジメント」という言葉のほうが適切だと思っています。

出典:佐々木 常夫 (2010) 『働く君に贈る25の言葉』

プアなイノベーションより、優れたイミテーションを

 あなたは仕事が上手くいかないワケを、「能力がない」などという理由で片付けてしまってはいませんか? 著者が言うには、それは間違い。「能力」ではなく、「仕事のやり方」の問題だそうです。では「仕事のやり方」を、どこから学べばいいのでしょうか?

 答えは簡単。他人の優れたところを真似すればいいのです。あなたの周りにも、デキるビジネスマンは大勢いるはず。上司や同僚に限らず、経営のトップ層や他部署の人、お客様、取引先の社員…このような人達の中には必ず、皆から親しまれ、尊敬される人が何人かいるものです。そういう人を見つけ、行動に注目しましょう。

 注目する、といってもただぼんやりと眺めるだけではダメです。例えば、「デキる先輩」が取引先へのアポを確認するメールを、あなたにもCCメールで送ってくれたとします。この時、用件を確認するのは当たり前ですが、どんな書き方をしているか、アポの何日前のメールなのか、署名はどのようになっているかなどを細部にわたってチェックするのです。

 デキる人は、1つひとつの行動に、気配りや工夫を盛り込んでいるもの。それを発見したら、すぐに自分も行動に移してみることです。しかし、そのまま同じことをやればいいわけではありません。色々と実践し、試行錯誤を繰り返しながら自分なりに応用してみましょう。それがやがて、あなたオリジナルの「仕事のやり方」を生み出すことにつながります。はじめから自分のオリジナルを求めることはよくありません。優れたイミテーション(=模倣)を積み重ねた先に、優れたイノベーションが待っていますよ。

凡を極めて、非凡に至る―。
これこそ、君が成長する秘訣です。

出典:佐々木 常夫 (2010) 『働く君に贈る25の言葉』



 仕事を始めたばかりの若いうちは、様々な壁にぶつかると思います。この本の著者も、多くの困難を乗り越えた結果、社長という座にまで上り詰めることができました。その著者の言葉は、仕事に悩みを抱えた多くの若者の心に響くはず。あなたも「遼君」になったつもりで、著者の言葉を受け止めてみては?

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