1. 【1人だけの会社説明会】面白法人カヤックのオタクリエイター・天野清之の「よくばりキャリア」実現法

【1人だけの会社説明会】面白法人カヤックのオタクリエイター・天野清之の「よくばりキャリア」実現法


 面白法人カヤックの恒例行事になりつつある「1人だけの会社説明会」。就職活動シーズン以外にも企業の説明会に行けて、しかもカヤックで活躍している社員から直接お話を聞けるこのイベントは、とても貴重なものではないだろうか。

 しかも、この「1人だけの会社説明会」がきっかけで、数人ではあるが、カヤックへの内定者が出ているという。個人的に既存の就職活動のシステムに違和感を覚えながら、「カヤックが面白そうなことをやってる!」と感じ、ずっと取材してきた身としては、「素晴らしいムーブメントだなぁ……」と感激もひとしおだ。

今回は「オタクリエイター」が登場

 今回「1人だけの会社説明会」に登壇するのは、企画部の天野清之氏。カヤックのコピーライター・長谷川哲士氏が彼につけたキャッチコピーは「オタクリエイター」。

 そう、天野氏は自他ともに認めるオタク。カヤックでも、企業製品とマンガやアニメのキャラクターやアイドルがコラボした販促企画などを手がけることが多いそうだ。

 例えば、「宅配ピザのすべての時間をエンターテイメントにする」をテーマに、初音ミクデザインの画面からピザを注文できたり、ピザが配達されるまでの時間、オリジナルのボカロ曲を楽しめる機能などが搭載されたアプリ「Domino's App feat.初音ミク」。


 また、「戦車道」をたしなむ少女たちが主人公のアニメ『ガールズ&パンツァー』のキャラクターが自動車の車種や技術をナビゲートしたり、モーターショーにて自動車メーカーのブースにかざすとブースの紹介をしたりする「三菱自動車×ガールズ&パンツァー自動車道 三菱流」。


 確かに、これらの作品を語っている天野氏はとてもイキイキとしていて、好きなものに携われる仕事ができる喜びがひしひしと伝わってきた。そんな天野氏が語るカヤックの魅力とは何なのだろうか?

カヤックでは「ワガママ」が通る?

 元々はゲーム会社の下請け会社に勤務し、CGグラフィック技術を学んでいた天野氏。現在カヤックでディレクター職に就きながらも、「特殊なポジション」に置かれているという。

 一般的なディレクターの仕事は、企画を考え、チームの舵を取り、クライアントと現場のデザイナーやエンジニアの間を取り持つもの。しかし彼の場合は、舵取りもしつつ、現場でアニメーションの制作などもこなす、という「よくばりなポジション

 このように、「エンジニア? 企画? ……自分の適性が分からない!」という人や「まずはエンジニアとして働きたいけど、ゆくゆくは企画にも携わりたい!」という考えを持っている人の「ワガママな要望」も、カヤックでなら叶えられそうだ。

入社の決め手は「経営理念」と「仲良しな役員」

 天野氏がカヤックへ入社を決めた理由は、大きく2つあるという。

 1つ目は「つくる人を増やす」という同社の経営理念。ここで天野氏は、スペインのある街の話を例に挙げている。

 交通の便や天候があまりよくない街が観光の名所となるために、街中の飲食店が技術を持ち寄り料理のレベルを上げることで、街が有名になった……というもの。カヤックの社内風土はこの話に通じるものがあり、レベルの高い技術屋が集まりお互いを高めあう環境を、天野氏は気に入ったんだとか。

 もう1つの理由は、役員3人の絆の強さ。カヤックはもともと、何かの目的を持って起業を始めたわけではない。役員3人が「こいつらと会社を創りたい」という思いから創業に至ったそう。

 3人がインターネット業界で勝負しようと決めたのも、たまたま当時がインターネットブームだったから。ということは、当時ラーメンがブームだったら、カヤックはラーメン屋になっていたかもしれないのだ。

 『うちの社員は、誰かが「これやりたい!」と発したら、できる限りその話に「いいね!」と乗っかってくれます』と天野氏は語る。そんな熱い想いで溢れたカヤックの社風も、天野氏の入社の決め手となったようだ。


超フラット」な組織体制

 では、カヤックに中途で入社した天野氏から見たカヤックの良いところとはなんだろうか?

 天野氏が言うには、カヤックの社内組織は「むちゃくちゃフラット」。以前、従業員が1000人規模の会社に勤めていた天野氏にとって、「実力さえあれば1年目から目立てる」というカヤックの体制は驚きだったそう。

 そして、それは年齢や入社年次、役職にかかわらず意見が言いやすいというカルチャーにも反映されている。現場社員が役員に直接企画のプレゼンをするという、他社では非日常的なアクションも、カヤックでは当然のように行われている。

 また、天野氏は「部署異動が非常に楽」ということもよい点として挙げていた。カヤックでは、エンジニアの所属部署は全員「技術部」。天野氏が現在所属している「閃光部(元はFlashでプロダクトを作る部署)」のような部署は全て技術部の中に含まれているので、部署内の異動がスムーズなのだ。

 しかしカヤックでは、これまで他部署でエース級の活躍を見せていた人材を突然異動させる、というケースも多々あるらしい。例えば、Googleが認めるほどのJavaScript
(プログラミング言語)のスペシャリストが「デザインを勉強したい!」と思い立ち、現在はデザイナー見習いとして働いている、という事例があるそうだ。

 そんな人事異動の理由を「カヤックに入る人は皆モチベーションが高く、新しい人を採るより、実力のある人がゼロから覚える方が飲み込みが早いから」と天野氏は語る。このように積極的な部署異動を行うことで、新たなエースをどんどん増やしていくのがカヤック流の人材育成だ。

アニメとマンガはアイディアと演出の宝庫

 これまで数々のユニークな企画を生み出してきた天野氏だが、そのアイディアの源泉はどこにあるのだろうか。

 その答えは、天野氏が大好きなアニメやマンガの世界にあった。「アニメはアイディアと演出の宝庫」(天野氏)。特に、『週間少年ジャンプ』はバイブルだそうだ。なんと、「5年前の『週刊少年ジャンプ』に描いてあることを企画に取り入れたら、それがヒットした」という経験があるそう!

 「自分が好きなアニメから、どうにかしてアイデアを企画に引っ張ってこられないか?」と検討するのが、天野氏のアイデア出しのスタイル。

 そんな天野氏が最近注目しているのが「コスプレ」。彼のように、既存の枠に捉われず自分の好き・得意なジャンルからアイデアのヒントを探し出すという考え方は、私たちも見習うべきではないだろうか。

自分のキャリアプランを描けているか?

 イベントの終わりに、天野氏は「カヤックには作る人もいれば、プランニングだけをずっとしている人もいる。ディレクター専門、プロデューサーと多様な人材が揃っている」と話してくれた。では、どのような人材がカヤックに向いているのか?

 その答えは、「『こんなキャリアプランを立てたい!」という強い意志を持っている人」。様々なキャリアアップが可能なカヤックだからこそ、それを実現できるかは本人の意思次第。

 自分の明確なキャリアプランさえあれば、どこまでもその可能性が広がる環境がカヤックにはある。そう感じさせるイベントだった。

天野 清之氏 プロフィール

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 面白法人カヤックでは、この他にもユニークなイベントを数多く行っています。U-NOTEはこれからも様々なイベントを取材し、お伝えしていきます。どうぞお楽しみに!

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