1. 『ビジネスエリートへのキャリア戦略』が提唱する、次世代のキャリア形成法「ハブ・キャリア」とは

『ビジネスエリートへのキャリア戦略』が提唱する、次世代のキャリア形成法「ハブ・キャリア」とは

出典:picjumbo.com
 ビジネスマンの多くは、将来の夢を実現させるためのキャリアプランを描きながら仕事をしていると思います。やりたい仕事をするためにキャリアチェンジする、という考えもその1つ。しかしそれを現実のものとするためには、大きな障害を乗り越えなければなりません。それは、 自分の希望している職種に関する業務経験がない、というもの。

 自分がやりたい仕事にキャリアチェンジするためには、 「すでにその仕事について経験している必要がある」という、矛盾しているような条件をクリアしなければなりません。ここで、そんな悩みを持つ人に朗報!  「ハブ・キャリア」というキャリアアップの考え方をご存知ですか? 今回は 『ビジネスエリートへのキャリア戦略』という本から、理想のキャリアプランを実現させるための「ハブ・キャリア」活用法について学んでみましょう。

ハブ・キャリアがキャリアチェンジの矛盾を解消

 ハブ・キャリアとは、世界中のフライトの発着拠点となるハブ空港のように、 様々な業界・職種から入ることが可能かつ、さまざまな業界・職種へ転出することが可能な仕事です。そしてこの代表例として挙げられるのが、 戦略コンサルタント

 コンサルタントはたとえ業務未経験でも、 ポテンシャル採用で入社することが可能。しかも、次の転職でも幅広い選択肢が生まれます。戦略コンサルタントは様々なプロジェクトを通じ、 経営課題を解決する高い専門能力を習得することができます。そのため、外資戦略系や総合系のコンサルティングファーム経験者は幅広い業界で重宝され、大手事業会社や成長企業のみならず、投資銀行やファンドなどさまざまな分野に転身するチャンスがあるそう。

 しかし著者は、戦略コンサルタント以外にも、これからの時代に最適な 次世代型ハブ・キャリアがあるとしています。それは21世紀急成長を遂げてきた、 ネット系企業でした。

ネット系企業が、新たなハブ・キャリアの狙い目

 ネット技術の発達やSNSの台頭により、今やどの業界においても デジタル・マーケティングへの対応は欠かせません。また、新規事業を立ち上げる場合も、 大抵はインターネットビジネスによる事業展開。しかしながら、 一般企業の中にはネットビジネスの経験者がほとんどいないため、即戦力となる経験者をインターネット業界から採用せざるを得ないそうです。

 では、ネット系企業をキャリアの”ハブ”とすることによるメリットとは? 著者は、 若い経営者人材が大きなチャンスを得やすい、という点を挙げています。歴史の長い業界や大企業ではベテラン社員の意見が重視され、若い人の意見は正論でも軽視される、ということが珍しくはありません。しかしネット系企業であれば、定量的な分析をベースに事業運営がなされているため、経験が浅いという理由で意見が却下されることもあまりありません。経営のトップも若い人が多く、 実力さえあれば役員や事業責任者のポジションに就くことも夢ではないそうです。

 将来的に 起業を目指している人にも、ネット系企業でキャリアを積むことは効果的。ネットビジネスは製造業などとは違い、 先行投資に必要な資金が非常に少なくて済む、という大きな特徴があります。その上、 短期間で幅広く世界にサービスを展開することも可能であり、 トライ&エラーで事業の方向性を修正しやすいという柔軟性も持ち合わせています。また、起業する業態がインターネットビジネスでないとしても、少額で効果的なマーケティングを行う際に、インターネットを活用したマーケティングの見識が存分に活かされるでしょう。このように、キャリアチェンジを考える全ての人にとって、 ネット系企業は万能な”ハブ”となり得るのです。




 キャリアチェンジには大きな障害がつきものですが、それを解消してくれるのが「ハブ・キャリア」。転職に対するハードルも下がってきた現代だからこそ、理想的なキャリアを築くためのキャリアチェンジ法を取り入れてみては?

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