1. やりたいことは山ほどある。『たいていのことは20時間で習得できる』で新しい事を始めよう

やりたいことは山ほどある。『たいていのことは20時間で習得できる』で新しい事を始めよう

by mer chau
 やりたいことは山ほどあって、新しい事を始めたい。しかし、一日のほとんどを仕事に費やしているビジネスパーソンにとって、時間は限られています。さらに、仕事だけでなく家事やプライベートの予定があったり...結局なにも始められずに過ごしてきた人も多いのではないでしょうか?

 今回ご紹介する『たいていのことは20時間で習得できる』では、忙しくてやりたいことが始められなかった人にオススメな本です。では、詳しく見ていきます。

「1万時間の法則」は真に受けなくていい

 なにか新しいスキルを身につけるためには、「どんな分野でも、1万時間の練習が必要」という言葉を聞いたことがありますか? これは、マルコルム・グラッドウェル氏のベストセラー本『天才! 成功する人々の法則』で有名になった言葉です。この本は、 プロフェッショナルとしてのスキルを身につける際に1万時間必要という内容でした。本書では、この本をとりあげつつも、以下のように書かれています。

本書のテーマは、必要十分な能力をどうやって身につけるかであり、世界一流の技を習得する方法ではない。

出典: ジョシュ・カウフマン(2014)『たいていのことは20時間で習得できる』

 プロフェッショナル並のスキルではなく、 必要十分なスキルをテーマにしています。絵を上手に描けるようになりたい、ピアノで好きな曲を演奏したい、チェスのルールを覚えて楽しみたいなど趣味程度のスキルならば、なんと20時間で習得できるそうです。

たった20時間、徹底的に効率化した方法でスキルを習得

習得したいスキルをできるだけ小さなパーツに分解し、そのうち特に重要なものを見極め、まずそれを意識的に練習するというプロセスである。

出典: ジョシュ・カウフマン(2014)『たいていのことは20時間で習得できる』

 最短でスキルを習得するには、重要な物を意識的に練習するというような効率化が必要です。そこで、筆者は4つのステップに分けて解説しています。

1. 本当に得たいことを明確に。スキルを「分解」する

 例えば、ピアノで曲を演奏できるようになりたい場合。ピアノのスキル全てをではなく 演奏に必要なものだけ学ぶように、 スキルを明確に分解して学ぶのです。習得したい目標によって、スキルの分解の仕方は変わってくるでしょう。

2. 細かいミスは自己修正。入念な「学習」が功を奏する

 練習中の細かいミスに時間を奪われないように、基礎になる用語などを 入念に学習するのです。資格の勉強をするならば「頻出の専門用語は確実に押さえておく」ようにすると、 軽いミスは自己修正できるようになるでしょう。

3. 完全に集中できる環境づくり。ネットから感情まで不要なものは「除去」

 練習の 邪魔になるような物はすべて除去します。環境として集中できる空間を自ら作るのです。ネットサーフィンが好きな人は、絶対にオフラインの環境で練習することです。

 そして、物理的なものだけでなく、精神面においても邪魔になるものは除去します。集中力が感情に左右されやすい人であれば、「短時間の努力でスキルが習得できる」と言い聞かせてネガティブな感情には振り回されないようにしましょう。

4. 高度なテクニックは不要。20時間全力で「練習」

 上記の方法で環境づくりを終えたら、20時間ひたすら 練習をするのです。スキルを分解し、常に学習することでミスを減らし、練習の邪魔になるものを除去して環境を整える。ここまで効率化できたら、「たった20時間で出来るのかな...」と心配しなくて大丈夫。

即座に結果が出るわけではない。すぐに満足感を得たいという欲求こそ、新しいスキルをあまり早く習得できない大きな原因の一つなのだ。

出典: ジョシュ・カウフマン(2014)『たいていのことは20時間で習得できる』

 いくら短期間でスキルを習得できるとはいえ、突如魔法が掛かったかのように習得できるわけではありません。徹底的に効率化した上で、自ら集中して取り組む事でスキル習得へと近づいていきます。本書では今回紹介した内容だけでなく、著者自身が実際に習得したスキルについて豊富に書かれているので、気になった方はぜひ手に取ってみては?

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