1. 大阪で全業種の客引き禁止条例を施行 悪質な客引き、どこまで抑えられるか

大阪で全業種の客引き禁止条例を施行 悪質な客引き、どこまで抑えられるか

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 繁華街を歩いていると、必ずと言っていいほど遭遇する「客引き」。居酒屋や風俗店等、様々な業種で行なわれています。しかし、その中には料金を上乗せする悪質なものも。悪質な客引きを防止するために、これまで様々な施策が行なわれてきましたが、どれも決定的なものにはなっていません。

繁華街での客引きについて、大阪市はキタ(北区)とミナミ(中央区)の広範囲を禁止区域に指定し、11月から罰則付きで禁止する方針を固めた。風俗店の客引きは風俗営業法などで規制されているが、市は業種を問わず禁止し、警察OBらが巡回して指導する。

出典:客引き:業種問わず全面禁止へ 大阪・キタとミナミ - 毎日新聞 - 毎日jp
 そのような中、悪質な客引きが問題となっている大阪市で、客引き自体を禁止する条例が11月から施行されることが発表されました。違反者には5万円以下の罰金が科されます。さらに、違反者の氏名を市のホームページに公表する取り組みも行なわれる見通しです。

 法律では、風俗営業法によって風俗店の客引きが全国的に禁止されている他は、地域ごとに条例を制定して個別に対応しているのが現状。その中で大阪市は、全業種を対象とした客引き禁止の条例化を決定しました。

 大阪は全国でも犯罪件数が比較的多く、そのような汚名を返上するためにも、今回の条例制定の効果が期待されています。
 
 条例はどれ程の効果を上げるのでしょうか。条例の効果を検証するために、2013年の9月から新宿区で施行されている客引き防止の施策を見ていきましょう。

9月1日、東京有数の歓楽街を擁する新宿区で「客引き行為禁止条例」が施行されたことをご存知でしょうか。(中略)新宿区が新たに施行した条例は、区内の特定地域において飲食店やカラオケ店などを含め、それが悪質かどうかを問わず「全て」の路上での人的な販促行為を禁止するものです。

出典:新宿、客引き行為禁止条例の威力:日経ビジネスオンライン
 大阪と同じく客引きが問題となっていた新宿区での、客引き禁止条例の施行。こちらも、全業種での客引き禁止を定めており、結果として客引きによる逮捕数や摘発数は増加しました。このことから、客引きの抑止への一定の効果は見られそうです。

 新宿区で適用された条例は勧告や命令に留まり、罰則が設けられていません。一方で、大阪市で施行される条例は罰金の罰則規定が設けられています。そのため、新宿区よりも大きな効果が期待されることに。

 しかし、条例には抜け穴も存在しています。現在の新宿区の事例でも、条約の抜け穴を通り、「路上以外」で客引きを行なう例も多く見受けられます。そういった抜け穴にどこまで対応出来るかが、効果を上げる鍵となるでしょう。

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