1. 【北朝鮮拉致問題】一部被害者の帰国から12年、進展の見えない拉致問題の今

【北朝鮮拉致問題】一部被害者の帰国から12年、進展の見えない拉致問題の今

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 今から約45年も前から発生している北朝鮮による日本人の拉致問題。拉致の疑いがある人は現在で883人にも上ると言われています。12年前に5人の拉致被害者が日本に帰国したもののそれ以来進展しているようには見えないこの問題。今はどのような状況なのでしょうか。

拉致被害者家族による集会は今も定期的に

北朝鮮による拉致被害者の救出を目指す県民の集いが27日、さいたま市浦和区の埼玉会館で開かれた。特定失踪者を含む拉致被害者の家族や支援者ら約500人が参加。被害者らの再調査の報告を先送りした北朝鮮へのいらだちや、被害者の一日も早い帰国を求める声が聞かれた。

出典:埼玉)拉致被害者救出目指す集い さいたまで500人:朝日新聞デジタル
 9月27日、拉致被害者の救出を目指す県民の集いが埼玉県で開催。この集会では、拉致被害者の家族や支援者が参加し、一刻も早い拉致問題の解決を求める声が上がっています。

 このような拉致被害者家族による集会は発生当初から今まで何度も行なわれています。被害者家族の訴えに対して新大臣を迎えた政府は、解決に向けた取り組みを進めていく姿勢を明かにしました。

 拉致被害者や拉致被害者家族は問題解決に向け行動をしていることが伺えます。では、そのような被害関係者に対し政府はどのような施策を行なっているのでしょうか。

政府は何をしている?

 政府が拉致問題解決に向け現在行なっている施策は主に2つ。1つは北朝鮮との交渉、もう1つは国際社会への働きかけです。

岸田外務大臣は訪問先のニューヨークで記者団に対し、北朝鮮から拉致被害者らの調査の進捗(しんちょく)状況などの詳細な説明を受けるため、今月29日に中国の瀋陽で、北朝鮮との政府間協議を行うことを明らかにしました。

出典:拉致調査で29日 北朝鮮と政府間協議へ NHKニュース - NHKオンライン
 日朝間の交渉は現在も行なわれています。9月29日に日朝間で政府間協議が行なわれることが明らかになりました。動き出したようにも見えますが、1週間程前に日本が北朝鮮に求めていた拉致問題の調査結果報告が先延ばしになるというニュースが入った際、「現段階では初期段階を超える説明は出来ない」とのコメントがあったために大きな進展は期待できないとの意見もあります。

安倍晋三首相は25日午後(日本時間26日午前)、ニューヨークのホテルで記者会見し、中国・瀋陽で29日に開かれる日朝外務省局長級協議について「北朝鮮側に(日本人拉致被害者らの)調査を迅速に行い、結果を速やかに通報すべきだと強く求めていく」と述べ、再調査の早期報告を要求する考えを示した。

出典:安倍首相:「拉致問題再調査の早期報告を」 北朝鮮に要求 - 毎日新聞
 日朝間での交渉に進展があまり期待出来ない今、日本と北朝鮮の二国間ではなく国家社会全体で拉致問題を考える必要があるかもしれません。実は日本以外にも韓国等のアジア諸国で北朝鮮による拉致被害が起きています。それらを考慮した上で国際社会の場で拉致問題解決に向けたコメントをし、国際協力を促そうとする取り組みが行なわれています。


 現在、目に見えるような拉致問題解決の成果は出ていません。しかし、拉致被害者家族を始め政府・国際社会が拉致問題発生から40年以上経った今も解決に向けて動いていることは事実です。今後の日朝間の交渉や国際社会の拉致問題解決に向けた取り組みに大きな期待が集まっています。

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