1. 事件頻発の「危険ドラッグ」対策本格化へ 鳥取県が取り締まり強化に向け条例改正

事件頻発の「危険ドラッグ」対策本格化へ 鳥取県が取り締まり強化に向け条例改正

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 最近毎日のように「危険ドラッグ」という言葉を耳にしていませんか。危険ドラッグによる事件や事故は後を断ちません。そんな危険ドラッグへの取り締まりが鳥取県で強化されました。

鳥取県は17日開会の県議会に、危険ドラッグの成分が特定されていなくても、興奮や幻覚などを引き起こす恐れがあれば「危険薬物」として全面的に規制できる「県薬物の濫用らんようの防止に関する条例」改正案を提案した。

出典: 危険ドラッグ一括規制、鳥取県が条例改正へ : 社会 : 読売新聞 ...
 鳥取県は、危険ドラッグを一括で規制する条例を全国で初めて可決させる方向です。

それによりますと、興奮や幻覚などを引き起こし、麻薬や覚醒剤と同じように健康に害を及ぼすおそれがある薬物については、成分が特定されなくても県が独自に「危険薬物」として製造や販売、それに所持や使用を禁止することにしています。

出典: 鳥取 危険ドラッグ全面規制の条例 NHKニュース - NHKオンライン

 この条例が施行されると、成分を特定しなくても、危険薬物として罰則を与えることが出来るようになります。具体的には、県が出す警告や中止命令に従わなかった場合には、2年以下に懲役や罰金等を科すことを定めており、全国初の試みに期待が高まっています。

 しかし、今回制定されるのは、あくまでも地域で定められた「条例」です。法律と条例は何が違うのか、条例で本当に危険ドラッグの取り締まりは強化されるのでしょうか。

 条例とは、日本国憲法の定めによって制定された自主法のことを指します。一見効力が弱そうに思える条例ですが、日本国憲法を根拠として制定された「法律」なのです。

我が国の法体系は、憲法を頂点として段階的構造をもって組み立てられており、それぞれの法形式の間には優劣の原則が定まっています。
法形式が異なる2つ以上の種類の法の間で、内容の矛盾衝突する規定が設けられた場合には、この原則に従って、いずれか一方が優先して適用され、他方の矛盾衝突する部分は、適用されないことになっています。

出典: 条例と規則
 しかし、国で定められいる法律と条例との間に矛盾が生じた場合には、条例の効力は弱くなり、国の法律が優先されます。

 今回のケースでは、危険ドラッグを取り締まるにあたって、国の法律と矛盾する点は今のところありません。そのため、条例であっても取り締まりは法的に強化されることになります。もちろん、違反した場合の罰則にも効力が発生しているため、相次ぐ危険ドラッグの事故防止へつながることが期待されています。

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