1. iPS細胞、初の人体への移植に成功 STAP騒動の影で着々と進むiPS細胞による再生医療の飛躍

iPS細胞、初の人体への移植に成功 STAP騒動の影で着々と進むiPS細胞による再生医療の飛躍

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iPS細胞から作った網膜細胞移植を世界で初めて実施したチームの高橋政代理化学研究所プロジェクトリーダーが20日、大阪市内で開かれた医療フォーラムで講演し「今はライト兄弟の最初の飛行と同じ。1例目が終わり、ここから始まる」と意気込みを述べた。

出典:iPS初移植の理研・高橋氏「ライト兄弟飛行と同じ」 :日本経済新聞

 人のiPS細胞が発見されてから7年が経過する今年、理化学研究所がiPS細胞から作った網膜細胞を人体に移植することに成功しました。移植手術を受けたのは、加齢黄斑変性を患い視力が低下していた70代の女性で、合併症はなく経過は良好とされています。この移植成功は再生医療界にとって大きな飛躍であり、再生医療の今後に期待の声が集まっています。

 iPS細胞は培養条件によって様々な組織や細胞に変えられる。このため、患者の細胞でiPS細胞を作り、病気を再現し、有効な薬を効率的に見つける研究が進んでいる。

出典:薬の効果、患者のiPS細胞使って確認 京大など:朝日新聞デジタル
 iPS細胞は、今回発表された移植手術以外にも様々な可能性を秘めています。患者の細胞からiPS細胞を作り、病気を再現することで人それぞれの病気や症状に合った薬を作成する研究が着実に進められており、実際にコレステロールを下げる薬が開発されているのです。

京都大や慶応大の研究チームは、アルツハイマー病や筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者の細胞からiPS細胞を作り、病気を再現することに成功、治療薬の候補物質も発見した。

出典:パーキンソン病・心不全・脊髄損傷…再生医療 広がり期待 : 医療ニュース ...
 現在では患者によって効き目が異なるアルツハイマーの治療薬。現在、その薬は数種類あるものの、全ての作用が類似しているために、1種類を服用して効果が得られない場合には薬での治療は出来ないという厳しい現状があります。しかし、iPS細胞を利用すれば、それぞれの患者に適した治療薬を作成し、完治もしくは進行防止が出来る可能性が高まって来ます。


 治療薬が存在していないために治すことの出来なかった病気も、iPS細胞を始めとした再生医療技術の発達により、完治させることが可能になる日が来るかもしれません。

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