1. 『経営はデザインそのものである』企業経営の肝、ビジョンを創造する際に役立つデザイン技術とは?

『経営はデザインそのものである』企業経営の肝、ビジョンを創造する際に役立つデザイン技術とは?

出典:www.pexels.com
 企業が成功するために必要な要素の1つ、それは「ビジョン」が明確に設定されていること。組織が一致団結し成長し続けるためには、進むべき方向性を示す必要があります。このビジョンを創造する際に効果的なのは、「デザイン」の手法を取り入れることです!一見つながりが見えないように思えますが、『経営はデザインそのものである』という本が、ビジョン設定におけるデザイン技術の取り入れ方を教えてくれます。

 著者によれば、企業経営を優位に進めるためにはビジョンを「可視化」することだと述べています。ビジョンに対する各々のイメージを統一させることにより、企業として向かうべき方向性がブレず、社員はビジョンを具現化するための行動をとるようになります。
 
 ここで有効なのが、「デザイン」という方法論。デザインは、経済的な視点だけでなく、人が必要とする生活の豊かさ・楽しさなどの価値観やライフスタイルであったり、社会においてその形が存在する上での自然環境、社会問題に対する関わりも考えます。このような要素を踏まえた上で、これまでに存在していなかった1つの形が生み出されるのです。全人的な生活者から共感・支持を得られるだけでなく、自社を捉える視野が広がることで、競合の動向に流されなくなる、といったメリットが考えられるでしょう。

 では具体的に、どのようにデザイン手法を経営に用いるのでしょう?経営にデザインを取り入れるプロセスとして、企業の将来像について検討する「ビジョン・プロトタイピング」と、その実現に必要な活動を検討する「アクション・プロトタイピング」という2つのフェーズに分けることが望ましいとされています。

 この2つのフェーズに共通して言えることは、「プロトタイピング」という手法を用いること。企業経営において重要なのは、ビジョンやアクションを検討する際、試作検証を繰り返しながら完成形に近づけていくというプロセスです。デザイン手法にもあるプロトタイピングを取り入れることが、少しづつビジョンを具体化しながら、精度を高めていくことにつながるのです。



企業経営とデザイン。両者の関連性は薄いように思えますが、本質的なところではつながっていました。ビジョンの可視化が、企業の成長に必要不可欠。デザイン手法を取り入れた経営スタイルが、これからのスタンダードになりそうですね。

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