1. 「親のすねかじり禁止法」が中国で賛否 親への依存を法律で禁じるほどの中国の現状とは

「親のすねかじり禁止法」が中国で賛否 親への依存を法律で禁じるほどの中国の現状とは

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中国各地の地方政府が、成人の男女が仕事に就かず、年老いた親に生活や経済面で依存する“すねかじり”を規制する法律案の検討を進めている。就職を諦めた若者らが親元に居座り続けるケースが深刻化しており、こうした事態を改善するのが狙い。

出典:「親のすねかじり禁止法」中国で議論 若者の依存が深刻化 - MSN産経 ...


 中国において、増えすぎてしまったニートへの政策として「親のすねかじり禁止法」が検討されています。成人になっても働かずに親に依存し続ける男女を規制することが狙いです。具体的には、子が親に経済的援助を申し出た場合に断る権利があるという規定を設ける予定とのこと。

 日本でもニートが話題となっていますが、それにしても法律でニートを取り締まるだなんてやりすぎのような気もしますよね。中国のにおけるニート問題は法律を作ってしまう程、深刻なのでしょうか。

高齢者が子を養うために困窮したり、子が親に暴力を振るったりする例が増えていることから、親を「すねかじりの被害者」とみなした。
 中国メディアによると、北京大が2014年の大卒者35万人を対象にしたアンケートでは、平均月給は約2400元(約4万1千円)で、約4割が親元で暮らしていると回答。

出典:中国で〝すねかじり禁止法〟議論 暴力、経済困窮も | 沖縄タイムス+ ...

 中国青少年研究センターによると、中国におけるニートの数は1200万人以上です。北京大は大卒の若者の約4割が親元で暮らしているというデータを発表しました。

 問題視されているのはニートの数だけではありません。子が就職をしないまま家に居座るだけでなく、親に多額の援助を請うたり、親へ暴力を振るう等、酷い事例がいくつも報告されています。

 近年になって急増した中国におけるニート。どうして法律を検討するまでの事態になってしまったのでしょうか。

1人っ子で生まれた子供は、両親や両家の祖父母に大事に育てられるため、『小皇帝』などと呼ばれます。大事にされすぎていて、まるで皇帝のようだと比喩されているのです。言い方を変えれば、甘やかされて育ったとも言えるかもしれません。あまり大事にするあまり過保護にしすぎると、社会に出てからの忍耐力や精神力が、中々身につかないと言われています。

出典:海外でのニート問題 | ニートからの抜け道 find WEB
 中国における子の親への依存が深刻になったのは、人口抑制のための「1人っ子政策」が影響しているとされています。

 夫婦間で育てて良いのは1人までなので、その1人の子供を激愛し甘やかして育てる傾向が中国にはあるのです。結果、子供は精神力が身につかず、就職しないでいつまでも親に依存し続けることになってしまいます。


 中国では、依存が酷いあまりに裁判まで発達した事件もあります。家庭の事情を法律で取り締まることに慎重になるべきだという声もある一方で、「親のすねかじり禁止法」は法案化される方向です。

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