1. 第2次安倍改造内閣が発足!女性の登用、さらには石破氏、谷垣氏の起用が話題になったワケ

第2次安倍改造内閣が発足!女性の登用、さらには石破氏、谷垣氏の起用が話題になったワケ

 9月3日に第2次安倍改造内閣が発足したことをうけ、その後すぐに報道各社(読売新聞、朝日新聞、日経新聞、毎日新聞、共同通信)が実施した世論調査の結果、改造内閣の支持率が平均して約7ポイント上昇していることが分かりました。
 
 具体的には、読売新聞では「改造前51%→改造後64%(13ポイント上昇)」、朝日新聞では「改造前42%→改造後47%(5ポイント上昇)」、日経新聞では「改造前49%→改造後60%(11ポイント上昇)」、毎日新聞では「改造前47%→改造後47%(変化なし)」、共同通信では「改造前49.8%→改造後54.9%(5.1ポイント上昇)」という結果になりました。

女性閣僚、過去最多5人!

 今回の改造内閣の最大の特徴は、女性閣僚を過去最多に並ぶ5人に増やしたことです。

女性の閣僚への積極登用や主要閣僚、党役員人事で重厚な布陣としたことへの評価が支持率を大きく押し上げたとみられる。

出典:改造内閣支持率64%、女性登用評価…読売調査 : 政治 : 読売新聞 ...
 内閣改造後の世論調査でも、女性閣僚の過去最多5人の登用は高評価を得ています。

女性閣僚を過去最多に並ぶ5人に増やしたことを評価する人は67%に上った。

出典:改造内閣支持率64%、女性登用評価…読売調査 : 政治 : 読売新聞 ...
 背景としては、安倍首相がアベノミクスの目標として「2020年までに指導的地位を占める女性の割合を3割にする」ことを掲げていることがあります。

「女性がもっといきいきと仕事をし、能力を発揮できる社会を作ろうという『男女共同参画』は重要な政治テーマになっています。(中略)そこで、政治の世界がまず率先して実践しようという流れになってきたわけです。国家公務員は3割以上女性を採用しようという方針も決めた。同じように大臣も3割にしなくてはおかしいということで5人、6人を採用しようということでしょう」

出典:安倍改造内閣は「5人」 女性閣僚の歴史と起用の狙いは? (THE PAGE ...
 今回の安倍首相の決断には、首相自らが率先して18人の閣僚ポストのうち5人の女性を登用することで、国家公務員、さらには社会全体におけるキャリア女性の浸透を図っていきたいという意図があるとみられています。

石破氏、谷垣氏の起用に注目!

 女性の登用以外にも、麻生財務相や岸田外相、菅官房長官ら主要閣僚の留任は安定した評価を得られました。

麻生財務相や岸田外相、菅官房長官ら主要閣僚の留任を「評価する」は62%だった。

出典:改造内閣支持率64%、女性登用評価…読売調査 : 政治 : 読売新聞 ...
 他にも今回の人事で話題となった点として、石破氏を地方創生相として起用したこと、そして谷垣氏を幹事長として起用したことが挙げられます。

石破地方創生相の起用を「評価する」は54%、(中略)自民党の役員人事では、谷垣幹事長の起用を評価する人は59%に上った。

出典:改造内閣支持率64%、女性登用評価…読売調査 : 政治 : 読売新聞 ...
 まず、石破氏の起用に関してですが、当初安倍総理は石破氏に対し、「安全保障法制担当大臣」への就任を求めましたが、石破氏はそれを断り、幹事長続投への意向を示しました。理由としては、安倍総理と石破氏、二人の安全保障政策をめぐる考え方が異なることがあると言われていますが、他にも、安倍総理が来年の総選挙へ向けて石破氏を牽制したかったことや、石破氏が来年の総選挙で総理の座を狙っていたことなども理由としてありました。

おととしの総裁選で高い得票を獲得した石破幹事長を、閣内に取り込むことで、来年9月の総裁選の再選を脅かす対抗馬の芽を早いうちに摘んでおきたいという思惑がある安倍総理に対し、石破幹事長は、来年の総裁選で次の総理を狙っていると見られます。

出典:石破氏 人事“拒否”の波紋:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
 しかし、安倍首相との話し合いの結果、石破氏は地方創生担当相に就任することになり、そのことで幹事長ポストに空きができ、後任として谷垣氏が務めることとなりました。谷垣氏が幹事長を務めるのは2回目ということもあり、注目されています。

谷垣氏は前自民党総裁で、谷垣グループの領袖(りょうしゅう)を務める重鎮だ。秋以降、消費税率の10%への再引き上げ判断や、中韓両国との関係改善など多くの政策課題が控える中、政策通でベテランの谷垣氏をあて、党内を安定させる狙いがある。

出典:自民党幹事長に谷垣氏起用の方針 経産相に小渕氏 (朝日新聞デジタル ...
 幹事長再就任の理由としては、谷垣氏は自民党が野党時代に総裁を務め、自民党が辛い時期にも党運営に尽力したことで、党内でも幅広い支持を得ていることが挙げられ、党内を安定させることが狙いとしてあります。

 以上が、第2次安倍改造内閣の特徴でした。支持率が低下し続けていた安倍内閣にとって、今回の内閣改造による支持率の上昇は、経済再生や安全保障法制の整備、「地方創生」などの重要課題に取り組む際の追い風になるかもしれません。

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