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ワーク・エンゲイジメントって何?ワーク・エンゲイジメントが高いと仕事の満足度が高まるらしい

Rio

2014/09/14(最終更新日:2014/09/14)


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 近年、少子高齢化に伴う労働者人口が減少し、企業は限られた人材の中で最大の成果を上げることが求められるようになってきました。企業のメンタルヘルス対策は健康不調者に対するものだけでなく、従業員の健康増進と生産性の向上を求めるものへと変化しています。そんな中、従業員も組織も活力的にする新しい考え方として、今注目を集めているのが「ワーク・エンゲイジメント」です。

ワーク・エンゲイジメントとは...?

 提唱者であるユトレヒト大学のウィルマー・B・シャウフェリ教授はワーク・エンゲイジメントを「 仕事に誇り(やりがい)を持ち、仕事にエネルギーを注ぎ、仕事から活力を得て活き活きしている状態」と定義しています。

 仕事に没頭している状態はしばしば「ワーカホリズム」と呼ばれます。しかし、ワーカホリズムとワーク・エンゲイジメントの最大の違いは仕事を 楽しんでいるか否かという点です。ワーカホリズムが仕事に対して「やらされている」という受動的な姿勢に対して、ワーク・エンゲイジメントは仕事に対して「やりたい」という能動的な姿勢です。

なぜ今ワーク・エンゲイジメントが注目されている?

 従来のメンタルヘルス対策が「メンタルの不調の予防と対策」という消極的なものだったのに対して、ワーク・エンゲイジメントを元にしたメンタルヘルス対策は「仕事にやりがいを持って楽しめる人を増やす」という積極的なものです。

 ネットの普及に伴い、仕事は職場だけでするものではなくなってきました。これにより、仕事とプライベートの垣根が曖昧になり、仕事以外の時間が仕事中のメンタルに与える影響も考える必要が出てきました。従来の一時的な対策では太刀打ちできず、個人の生活全体のメンタルヘルス対策が必要となってきたという訳です。

ワーク・エンゲイジメントを高めるためには

 ワークエンゲイジメントを高めるためには個人の働き方を見直す必要があります。1番大切なのは「何に向かって仕事をするか」という目標を持つこと。目標もなく闇雲に仕事をしていると仕事で辛い事があった時、何のために仕事をしているのだろうと自分を見失ってしまいます。ここで自分の目指すべきものが明確にあれば、辛い事も目標までの通過点と捉えることができ、能動的に仕事に取り組む事が出来るのではないでしょうか?


 同じように仕事をしているように見えても、心の持ち方次第で仕事の満足度は全く異なります。やらされて受動的に仕事をする人と楽しみながら能動的に仕事をする人、どちらの方が幸せでしょうか?せっかく人生の中で多くを費やす仕事の時間。ワーク・エンゲイジメントを意識して、仕事の満足度を高めたいものですね。

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