1. 長引く増税後の低調景気 今後の政府が描くシナリオとは

長引く増税後の低調景気 今後の政府が描くシナリオとは

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出典:www.chosyu.jp

「夏以降、消費は本格的に回復する」としてきた政府のシナリオに狂いが生じている。1日に発表された8月の国内新車販売、大手百貨店の売上高速報は、景気回復への期待を裏切る内容となった。7~9月の国内総生産(GDP)は、来年10月の消費税率再引き上げの大きな判断基準だが、その6割を占める個人消費に力強さがみられない。

出典: 「夏の景気回復」期待外れ 台風・長雨…消費に力強さ戻らず政府シナリオ ...
 増税前の駆け込みの反動が未だに続いており、政府の描いていたシナリオが狂い始めています。自動車、百貨店、白物家電などの消費に関する8月期の統計や指標が想定より好転せず、夏以降に消費が回復するという政府の予想が外れてしまったわけです。

 事実、多くの人々が「景気は回復していない」と感じている模様です。

内閣府が8日発表した8月の景気ウオッチャー調査によると、南関東(1都3県)の現状判断指数(DI)は前月比4.4ポイント低下の47.3となり4カ月ぶりに悪化した。晴天の日が少ないなどの天候要因が影響し、好不況の分かれ目とされる50を下回った。ただ、消費増税による反動減の影響は和らいできている。全国のDIは3.9ポイント低下し47.4だった。

出典: 南関東の街角景気、8月は4カ月ぶり低下 晴天の日少なく :日本経済新聞
 内閣が実施している街の人々に景気回復への実感を聞く「景気ウオッチャー調査」の指数が悪化しました。つまり、人々は増税後の景気回復を実感していません。

 景気が回復しなかったのは、8月は天候不順によって消費が落ち込んだからとされています。誰だって、雨が降ったら冷たい飲み物を買おうとも思わないし、エアコンも欲しくはなりませんよね。

 日本の今後景気について、政府はどのようなシナリオを描いているのでしょうか。

夏場の経済指標に弱めの結果が多くなっている中、政府は10%への消費税引き上げを判断する際に、2014年7─9月国内総生産(GDP)だけでなく、秋の景気動向を示す指標も検討対象に含める方向だ。

7、8月の景気弱含みは天候要因に伴う一時的な現象とみており、雇用増や所得増加が秋の景気回復のエンジンになると判断している。中でも反動減が長引く自動車や住宅に回復の動きが見えてくるのか注目している。

出典: 焦点:政府の増税判断で秋データも検討対象に、自動車・住宅に注目 ...

 政府は、天候不順は一時的なものであるので、秋以降は景気が回復するであろうと予想しています。9月以降は、台風等の天候が影響しない限りは消費が回復し、雇用や所得の増加も相重なって景気が良くなると政府は見込んでいるようです。


 政府の見通しを楽観的だと批判する声もありますが、景気回復を実感しないまま10%へと増税するのは嫌ですよね。政府のシナリオ通りに進むことに期待です。

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