1. 世界のエリートが持つ「考え抜く力」とは?『世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』

世界のエリートが持つ「考え抜く力」とは?『世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』

by Thomas Leuthard
 数々のエリートを世に輩出した、ハーバードやオックスフォードといったトップスクール。世界的にも有名なこれらのスクールでは、学生にどのようなことを教えているのでしょうか?世界の名門大学に共通しているのは、思想や哲学を通じて学生の「考え抜く力」を鍛えていること。 『世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』という本が、世界に通用する物事の考え方を伝授してくれます。

 グローバル社会に通用する人材となるためには、確固たる価値観を持っていたり、本物の教養を身につけていることの方が、語学ができる以上に重要なのです。日本人に最も欠けていて、最も必要なのは 「本質的な物事に関して、しっかりと思考し、自分なりの考えを持つこと」。そして、その 「ブレない価値観をきちんと主張し、コミュニケーションを図れること」だと著者は述べています。

 「自分の考え」を持つために、世界の多くの大学では 「あなたはどんな人間か?」「どんな価値観、信条を持っているのか?」という部分を深く問いたいと考えているそうです。この難題に向き合うには、その人自身を表す大事な要素である 「認識」という視点が大切になってきます。いかに同じ経験を積んだとしても「それをどう受け止めるか」によって、その価値や意味合い、影響力は大きく変わってしまうもの。 経験は「事実と認識」がセットになっているのです。

 そして、物事の本質を見極める方法としてトップスクールで必ず学ぶのは、 デカルト的アプローチと呼ばれるもの。

◆デカルトの「物事の真偽を見極めるための4ステップ」
1.とにかく疑うこと
2.徹底して細分化すること
3.単純なものから複雑なものへと段階を追って考察していくこと
4.漏れがないように見直すこと

出典: 福原 正大 (2013)『世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』

 この4つのステップを踏んでもなお「確かである」と残ったものは、それは本物であるとデカルトは考えたそうです。しかしこのアプローチは、支持する人もいれば真っ向から否定する人もいます。その 感じ方認識のスタイルこそが、あなたという人物を形作る重要な要素。いずれにしても「あなたが信じているもの」は、あくまでもあなたの認識をベースにしたものであり、世間一般で通用する真理とは限りません。まずは自分の認識を疑ってみることが、「考え抜く力」を養う上で大切なのです。

 この本では、世界のトップスクールで学生が養っている「考え抜く力」の磨き方を学ぶことができます。今までの自分の認識に対して、疑いをかけるところから「考え抜く力」のトレーニングは始まるようですね。徹底して自身の考えを疑い、グローバル社会に通用する物事の考え方を養いましょう!

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