1. 【広島土砂災害】危険区域は2万弱、なぜ日本各地で土砂災害は起こるのか

【広島土砂災害】危険区域は2万弱、なぜ日本各地で土砂災害は起こるのか

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 ゲリラ豪雨などの変則的な天候が相次いだ日本。そんな中、8月20日に広島で局地的豪雨による土砂災害が発生しました。

広島市北部の豪雨に伴う土砂災害の死者は6人増え、26日午後7時現在、66人(うち53人の身元が判明)、行方不明者21人、重軽傷者43人となった。

出典:死者66人に、行方不明は21人…広島土砂災害 : 社会 : 読売新聞 ...
 土砂災害により広島は被災地となり、死者は27日現在で70人弱。そして、行方不明者や負傷者が多く発生しました。現在も行方不明者の捜索が続いており、家を失った被災者への対処が必要になる等、復旧にむけた取り組みは長期化することが予想されています。

全国の都市には同じように山の斜面に住宅がひしめく所が多い。20政令市と東京都で土砂災害の恐れがある危険箇所は計2万8757カ所、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域は2万4149カ所に上り、政令市ごとの取り組みには温度差もある。

出典:土砂災害危険宅地:20政令市と東京都で2万8757カ所 - 毎日新聞 - 毎日jp
 今回広島を襲った土砂災害。実は広島のみならず東京都を含む日本各地で起こりうる自然災害です。

 1999年に広島で起こった土砂災害を反省として住宅地開発への規制を強化する試みが行なわれましたが、大きな成果は得られず、人口増加や人口の密集により、土砂災害が想定される危険な場で開発を行なったり住宅を建設しています。

 規制が行き届かなかった理由として、危険区域に指定された場合の不動産の地価低下を気にする自治体からの反対があったと言われています。その結果、また広島の地で土砂災害が発生してしまいました。

 そもそも、土砂災害は梅雨の時期や台風の時期等の降水量の多い時、地震発生時に発生します。多くの水が地面にしみ込み地面が吸収できる水の量を越えたり、地震が発生した結果、「地盤が緩む」ことになります。

 地盤が緩むと、住宅周辺の土斜面から土砂が崩れ落ちます。そしてその土砂がさらに多くの土砂や住宅を巻き込み、多くの土砂が押し流され、土砂災害が発生することになります。

 そのため、土砂災害の起こりやすさは本来その土地が持つ地形や土壌の性質によるもの。そういった危険区域はきちんと周知するのが大切ですが、先に述べたような理由からあまり上手くいっていないようです。

国土交通省と広島県は22日、広島市安佐南区と安佐北区の土石流発生現場で、二次的な土砂崩壊を事前に検知する「ワイヤセンサー」を設置することを決めた。

出典:http://www.jiji.com/jc/zc?k=201408/2014082200818
 政府は被災地の復旧のみならず、事前検知機を設置する等今後の土砂災害防止にも注力する姿勢を見せており、広島での土砂災害の反省を生かし制度や法整備の身直しが行なわれることも期待されています。

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