1. ロシアが輸入制限による各国への経済制裁を開始、日本はナゼ対象外なのか?

ロシアが輸入制限による各国への経済制裁を開始、日本はナゼ対象外なのか?

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ロシアのメドベージェフ首相は7日、ウクライナ情勢をめぐる対ロ経済制裁の報復措置として、米国と欧州連合(EU)、オーストラリア、カナダ、ノルウェーからの青果物、肉類、魚、乳製品の輸入禁止を発表した。期間は1年。制裁発動国の一つである日本は対象外だった。

出典: 時事ドットコム:日本は制裁対象外=欧米の青果など禁輸-シベリア上空 ...
 ウクライナをめぐってロシアと欧米が対立している昨今、ロシアは諸国に経済制裁をすると発表しました。制裁の内容は、諸国から農産物を中心とした輸入を1年間ストップさせるというものです。

 今回のロシアの制裁は、いわゆる「やり返し」です。ウクライナ情勢をめぐって諸国がロシアに経済制裁を下したので、ロシアはその報復を今回行ったわけです。

 日本もロシアに制裁を下した国のうちの1つ。しかし、多くの国がこの制裁の対象とされた中、日本は対象外でした。どうしてでしょうか。

日本は、ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島からのワイン輸入禁止など経済制裁を科している。ただ、ロシアとの関係への影響を最小限にとどめる思惑から、日本の制裁は限定的だったため、プーチン政権は欧米とは異なる対応を取ったとみられる。

出典: 時事ドットコム:日本は制裁対象外=欧米の青果など禁輸-シベリア上空 ...
 端的に言えば、日本の経済制裁が欧米諸国に比べて大したことなかったのでロシアは今回、日本を対象外としたということ。

 ウクライナ情勢をめぐって、世界の多くの国とロシアの関係が悪化している中、日本は一定の関係を保っていると言えるでしょう。
 
 ただ、今月22日、ロシアは日本人の入国を制限する制裁を発表しました。先に入国に関する制裁を下したのは日本の方なのでロシアからすれば当然の措置ですが、これも欧米諸国に比べれば深刻ではありません。

ロシアのラブロフ外相は25日、ウクライナ危機で実現が危ぶまれるプーチン大統領の今秋訪日について、「大統領は日本の招待を受け入れ、日本側が訪問時期を確認した」と述べ、ロシア側から予定を変更することはないとの見解を示した。外相は「我々は日本との関係をウクライナでの紛争と結びつけていない」と述べた。

出典: 露大統領:今秋訪日の変更なし - 毎日新聞 - 毎日jp
 ロシアの外相は日露関係をウクライナ情勢に結びつけるつもりは無いとしているのです。また、入国の制限はごく一部が対象であり、一般人のロシア入国を拒むものではありません。

 
 秋には、プーチン大統領が日本を訪問します。互いに入国を制限し合う中で、訪問の予定をキャンセルしなかったわけですが、訪問によって日露関係が変わるのか。秋以降の日露関係に注目です。

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