1. 増税後の景気は停滞か?8月発表の景気ニュースをまとめてみた

増税後の景気は停滞か?8月発表の景気ニュースをまとめてみた

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内閣府が6日発表した6月の景気動向指数(2010年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.8ポイント低下の109.4で、2カ月ぶりの低下となった。消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減からの回復が鈍く、生産や小売りなど幅広く影響が続いた。内閣府は4月から「足踏みを示している」としている基調判断を6月も据え置いた。

出典:6月の景気判断「足踏み」 消費増税後の回復鈍く - MSN産経ニュース
 
 政府は景気が良かったかどうかを示す指標を約1ヵ月後に公表しています。8月6日、政府は6月における景気の指標が前月に比べて少し下がり、増税後の景気が「足踏みしている」と発表しました。景気の指標が下がったのは、増税した月である4月以来です。

 果たして、増税後の経済は停滞しているのか。6月の景気ニュースをまとめてみました。

経済産業省が29日発表した6月の商業販売統計によると、小売業販売額は前年同月比0.6%減の11兆3510億円となり、3カ月連続で減少した。

出典:時事ドットコム:小売り販売、0.6%減=増税の反動続く-6月
 6月における商業販売額は、前年度に比べて0.6%減であり、3ヶ月連続で減少しました。減少した理由としてはやはり増税前の買い込みの反動があり、特に家電や衣料品等が顕著のようです。

 また、今年の6月は雨の日が続くなどの天候不順の日が多かった月です。天候に影響され、前述した家電や衣料品の中でもエアコンや夏物の服の売り上げが特に落ち込みました。

増加が目立ったのは燃料。石油製品の価格上昇により、2.9%増となった。5月に続き増加している飲食料品は、野菜・畜産品関連の相場高により1.6%増。

出典:6月小売業販売額は3カ月連続減、自動車反動減や天候不順が影響 ...
 商業全体の販売額が減少する一方で、価格が上昇している石油等の燃料や、賞味期限等により増税前に買いだめができなかった飲食良品は増税後も販売額を伸ばしました。

 生産面において、全ての業界の販売額が減ったわけではないとはいえ、6月における日本の景気は前年に比べて悪くなりました。では、6月の雇用面ではどうだったのでしょうか。

総務省が29日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は3.7%で、5月(3.5%)から悪化した。失業率の上昇は昨年8月以来、10カ月ぶり。(中略)厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.10倍。1992年6月以来、22年ぶりの高水準となった。

出典:失業率6月は3.7%に悪化、有効求人倍率は22年ぶり高水準| Reuters
 6月、失業率は前月に比べて悪化したようですが、それに反して求人率は上昇し、22年ぶりの高い数字を叩き出しました。雇用面において、6月の景気は悪かったとは言い難いでしょう。

 
 6月の景気が悪くなったと指標が示した原因は増税だけでなく、天候不順もありました。必ずしも増税によって日本の景気が大ダメージを受けたというわけではなさそうです。ただし、景気が停滞しているのは事実です。来年は消費税がさらに上がるとされていますので、それまでに景気の大幅な回復が望まれています。

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