1. 『スルーされない技術』に学ぶ、相手の心を掴んで話さない伝え方

『スルーされない技術』に学ぶ、相手の心を掴んで話さない伝え方

by nteee
 顧客に企画の提案を行ったのにリアクションが薄い…、友人にメッセージを送ったのに返信が来ない…ビジネスでもプライベートでも、こうした相手に”スルー”される苦い経験を持つ人はいることでしょう。スルーされる原因は、発言の内容でも話し手自身の魅力の有無でもなく、「伝え方」にあるのです!『スルーされない技術』という本が、相手を振り向かせる伝え方のコツを伝授してくれます。著者によれば、スルーされてしまう人には共通点があるそうです。

スルーされる人に共通することは何でしょう? それは「言葉の温度が低い」ことです、「温度が低い」というのはテレビ業界でよく使う言葉ですが、「言葉が軽い」といい換えるとわかりやすいかもしれません、温度が低くなる最大の原因は、一度に多くのことをいおうと話を詰め込みすぎてしまうことです。

出典:石田章洋(2014)『スルーされない技術』
 欲張ってあれもこれも伝えようとするうちに、本当に言いたいことが何なのかぼやけてしまいます。悪いことをして親に言い訳するときの子供のように、ああだ、こうだと長々話していては、相手に伝わりません。スルーされることに悩んでいる人は、まずは伝えたい内容を絞ることから始めましょう。

 ではプレゼンやスピーチなどの場でスルーされないためにはどうすればいいのでしょう?ここで重要なのが話の”つかみ”です。著者によれば、「課題となっていることの要点を最初にズバッと伝えること」が最高の”つかみ”。「今日の議題の〇〇については…」という話の入り方では、誰も話を聞いてくれません。「あなたはこれが聞きたいでしょ?」というスタンスでないと、相手の興味を惹くことはできないのです。課題の要点を最初に伝えれば、「そうそう、それが聞きたかった!」と相手もあなたの話に食いついてくることでしょう。

 そして相手の心を掴む伝え方の極意は、五感に置き換える習慣を持つこと。相手の話に対して感想を述べる際、ただ「嬉しかった」「感動した」と言うよりも「心に刺さりました(触覚)」「心に響きました(聴覚)」といった五感に訴える表現をした方が、相手の心にも深く届きます。自分の表現の幅を増やす必要がありますが、こうした表現を交えて伝えることができれば、相手は自分に対して強い印象を持ってくれるでしょう。

 この本では、「世界ふしぎ発見!」などの人気長寿TV番組を手がける放送作家の著者による相手にスルーされず、心をつかんで離さない伝え方のコツを学ぶことができます。せっかくアクションを起こしても、相手からリアクションをもらえなかったら寂しいもの。長年視聴者に”スルー”されない番組を作り続けてきた著者の言葉は、そんな辛い思いをされている人の助けとなるはずです。


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