1. 2度目の参拝を見送った安倍首相の意図とは!?日本と海外の視点から靖国参拝問題を考えてみた

2度目の参拝を見送った安倍首相の意図とは!?日本と海外の視点から靖国参拝問題を考えてみた

by Dakiny
 2013年、安倍首相は第1次内閣を含め初めて首相在任中に靖国神社を参拝し、中国と韓国から猛反発を招きました。靖国参拝で中韓の反日感情を掻き立てたことで、アメリカの批判も買うという結果を招き、安倍政権は外交的な痛手を負いました。

 こうした外交的な背景を踏まえて安倍首相は、2014年8月15日の靖国参拝を延期しました。

安倍首相が15日、昨年に続いて終戦記念日の靖国神社参拝を見送ったのは、第2次安倍内閣発足以来まだ実現していない日中、日韓首脳会談へ向け、両国への配慮を示す狙いがあるとみられる。

出典: 読売プレミアム
 日本が靖国参拝を見送ることは、中国や韓国と穏やかに話し合いたいという意図があっての行動です。しかし、そもそもなぜ日本の総理大臣は靖国参拝をしようとし、そしてなぜ韓国や中国は靖国参拝を批判するのでしょうか?上記の2点から靖国問題を考えてみます。

誰が靖国神社に祀られているのかを考える

 靖国参拝問題を考える際に大事なポイントとして、誰が祀られているのかというのがあります。

戊辰(ぼしん)戦争で官軍の死者を祀(まつ)った招魂社を発展させ、国家のために戦死したり戦傷病死したりした軍人や軍で働いていた人を祀る。

出典: 靖国神社 とは - コトバンク
 要するに、靖国神社とは日本のために戦って亡くなった方々を祀っている場所なのです。そのため、日本側からすれば、日本のトップである総理大臣が日本の代表者として自国のために戦死してくれた人々をお参りするのは当然ではないかという主張がなされます。

 しかし、事はそこまで単純ではありません。靖国神社にはA級戦犯(日本の侵略戦争における中心的な指導者)などの戦犯死刑者も祀られているのです。

 つまり、中国や韓国が問題視しているのは、日本のトップである総理大臣が、諸外国に苦痛をもたらした戦争責任者が祀られている神社に参拝していることなのです。

 総理大臣が戦争責任者を参拝するという行為は、かつての戦争行為を肯定していると捉えらることができる行為であるため、日本に侵略され多大な被害を受けた中国や韓国からしてみれば、許容できる行為ではありません。

 日本を想って亡くなった方たちをお参りすべきか、もしくは、中国や韓国からの批判を避けるために参拝を見送るか、今後とも日本の総理大臣はこの二者択一に苦しめられるでしょう。

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