1. 学生が労働組合結成!ブラックバイトを辞められないのにはワケがあった

学生が労働組合結成!ブラックバイトを辞められないのにはワケがあった

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アルバイトに対し、社員並みの厳しいノルマや重労働を強いる企業に対抗するため、大学生ら約20人が労働組合「ブラックバイトユニオン」を結成し、1日に都内で記者会見を開いた。学生間で情報を共有し、企業との団体交渉にも臨む。

出典: ブラックバイトに労組で対抗 大学生ら、3日に電話相談:朝日新聞デジタル
 長時間労働やサービス残業等、アルバイトの労働環境がひどいあまり、「ブラックバイト」という言葉が生み出されました。さらには、ブラックバイトに対抗する為の労働組合「ブラックバイトユニオン」が結成される事態になりました。

 「わざわざ労働組合なんて結成しないでブラックバイトを辞めればいいじゃないか」と思う人もいることでしょう。しかし、学生にはブラックバイトを辞められない理由があったのです。

20年前には大学生一人につき10万2240円だった仕送りの額は、その後の不景気で7万円前後にまで落ち込み、現在もほぼ変わっていません。親の収入減や学費高騰の影響などもあり、学生の五人に一人が生活費のために何らかのアルバイトをしている状況です。しかも学生以外のフリーターも増えているため、アルバイトとはいえ、一つの職をめぐる競争が激化。「ここは嫌だから」といって、すぐに次のバイト先が見つかるわけでもありません。学生たちにとっては、たとえブラックバイトであっても、“辞めたいけれど辞められない”のが実情のようです。

出典: 「ブラックバイト」とは? - 『日本の人事部』
 不景気のこの世の中、学生たちは自ら生活費を稼がなくてはなりません。また、フリーターの増加により、新しいバイトを探すことも難しくなっています。なので、学生たちはブラックバイトを辞めたくても辞められないのです。
 
 では、ブラックバイトユニオンはどのようにしてブラックバイトと戦うのでしょうか。

ブラックバイトで悩みを抱える方からの電話相談やメール相談を受け付け、問題の解決に向けた支援を行います。当事者の状況の整理、証拠集め、会社との団体交渉や他の相談機関の活用支援等をします。当時者向けのホットラインやセミナー等のイベントも定期的に開催します。

出典: 活動紹介|ブラックバイトユニオン
 ブラックバイトユニオンは学生の相談を受けると、企業に対して積極的に交渉をします。まだ組合は20人ばかりなので、他の相談機関へ支援を頼むこともあるそうです。また、ブラックバイトユニオンのホームページには、ブラックバイトの事例やその解決策が詳細に書かれています。

 ブラックバイトが話題になる中、労働組合の結成やすき家が深夜1人体制の解消に取り組むなど良いこともあるので、アルバイトにとって働きやすい社会が来ることを願うばかりです。

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