1. 出産・育児も仕事も楽しみたい! よくばりな女性にぴったりの福利厚生

出産・育児も仕事も楽しみたい! よくばりな女性にぴったりの福利厚生

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by Randy Kashka
 政府が今秋の臨時国会で、「女性の活躍」推進法案を提出する予定だという。成長戦略の中核として「女性の活躍」を掲げており、2020年までに指導的地位の女性の割合を3割以上引き上げるのを目標にしているとのこと。女性活躍企業に対しては助成金のほか、国と自治体の受注機会を優先したり、税制面の優遇も検討しているとのことだ。 

 しかし、女性が社会で活躍できるようになるのは喜ぶべきことだが、実際はどうなのだろうか。

  働く女性にとって、人生の大きなライフイベントのひとつが出産・育児。例えば、子供と過ごす時間を大切にしたいから職場を離れて出産・育児に専念する人もいるだろうし、産休後は職場に戻りたいと思っている人もいるだろう。しかし、保育所の待機児童問題や会社・職場の理解など、職場復帰に対して不安要素がたくさんあるのも事実だ。

 近年、大手企業を中心に、ダイバーシティや女性の働きやすさを目指す制度の整備が進められている。中には、今までとは違うユニークな制度を設けている企業も。女性の「あるといいな」がある、福利厚生制度の一部をご紹介しよう。こんなに制度が整っているなら、迷っている人も職場復帰したくなるかも!?

妊娠にまつわる「あるといいな」

時差出勤

  セプティーニでは、妊娠中の社員の通勤負担を緩和するために、妊娠発覚後から出産予定日の42日前まで、始業10時・終業19時の時差出勤が認められている。日に日に大きくなっていくお腹で満員電車は不安も多いはず。ちょっとしたことだが、とても嬉しい制度だ。

妊活休暇

 なかなか人に相談しづらい不妊治療。不妊治療にはいくつかの種類があるが、場合によっては通院スケジュールを組みづらかったり、連日通院する可能など、仕事とのバランスをとるのが難しいのが現状だ。 
  サイバーエージェントは、女性が出産・育児を経ても働き続けられる職場環境の向上を目指した「 macalon(マカロン)パッケージ」という制度を今年5月から導入した。その中の「妊活休暇」は、不妊治療中の女性社員が治療のための通院等を目的に、月1回まで取得可能な特別休暇。急な通院や体調等に考慮し、当日取得が可能。また、妊活に興味がある社員や、将来の妊娠に不安がある社員が、専門家に月1回30分の個別カウンセリングで相談できる「 妊活コンシェル」制度もある。

出産にまつわる「あるといいな」

産前・産後休暇

 多くの会社で取り入れられている産前・産後休暇制度。 資生堂は、子どもが満3歳になるまで、通算5年まで取得可能だ。顧客の多くが女性であり、管理職を含め、女性が多く働く企業ならではの出産・育児に関する制度が充実しており、産前産後休暇・育児休業後の復職率・定着率も高い。

育児に関する「あるといいな」

時短勤務

 子供が産まれたら、子供と過ごす時間を大切にしたいという人もいるのでは。働きつつ子供と過ごす時間を確保したい人にとって気になるのが時短勤務だろう。
  富士通エフ・アイ・ピーでは、子供が小学校を卒業するまでは1日6時間もしくは7時間勤務が可能な短時間勤務のほか、短時間勤務の場合、子供の発熱等、突発的に保育所等から緊急の要請がある場合、積立休暇を1時間単位の時間取得が可能だ。

託児所

 産休後、職場復帰にあたって大きな壁となるのが保育園・託児所問題だ。 
  GMOインターネットでは、働くパパ・ママのための社内託児所「 キッズルーム GMO Bears」を設置。0歳から6歳までの子どもを預けることができる。タオルやおむつなどが完備されているので少ない荷物で登園可能なのもうれしい。
 また、 ニトリでも、提携託児所の優待利用や福利厚生代行企業と契約を結び、提携する全国の託児所、ベビーシッター、子供教室などを割引料金で利用可能だ。

カムバック制度

  フロンティアでは、結婚・出産で一度休職した場合、1年以内の復帰であれば、基本給を保証してくれる「 カムバック制度」を設けている。

出産祝金制度

  CROOZでは、年1回子供の誕生日に30万円を進呈し、子供が満4歳の誕生日を迎えるまで(計120万円)進呈し、復職をサポートする「 ママサポ」という制度がある。


海外はどうなの?

 一方で、海外の産休事情はどうなのか? 

制度が充実した国のベスト4として、下記の国が挙げられています。

・スウェーデン
産休60週間・産休中の手当は給料の80%。
・デンマーク
産休52週間・産休中の手当は給料の100%。
・セルビア
産休52週間・産休中の手当は給料の100%。
・カナダ
産休50週間・産休中の手当は給料の45%。

出典: 日本の産休制度は世界と比べると?インフォグラフィックで読み解く世界 ...
 上記は制度が充実した国の例だが、悲しいことに、日本は他の国と比べ、やはり少ないようだ。

 ただ、海外との比較は文化の違いがあるのも否めない。日本で働くワーキングマザーたちが働きやすい、日本の制度が整っていくことを願う。

最後に

 将来出産・育児を希望する人で、働く環境を気にする人は多いと思う。ただ、就職・転職で企業を選択する際に、将来的な働きやすさのみで仕事を選択するのは危うい。
 将来的な働きやすさというのは、ある一定の年齢で多かれ少なかれ意識することだ。しかし、そこに仕事に関する何かしらの「意思」や「やりがい」を感じないと、せっかく就職・転職をしても、おそらくいづれ退職することになるだろう。いくら制度が整っている会社に行っても、制度を活用する前に早々に退職するという結論に至っては意味がない。それなら、「意思」や「やりがい」を見出せる仕事を見つけ、スキルアップしていくことで自身の価値を高めていくほうが、それが必要な年齢になったときに、自分にとっていい結論を見出すことができるのではないかと思うのだ。

 妊娠・出産・育児は女性にとって大きなライフイベントのひとつ。だからこそ、働くことに対する心の変化も生まれてくるだろう。キャリア志向の人が子供といる時間を大切にしたいと思うかもしれない。その変化は人それぞれだし、とても自然なものだと思う。「変化」は「進化」に近しい。どんな変化が生まれても受け入れ、楽しむことが、自分にとっての幸せを育てていくのかもしれない。

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