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リクルートで10年に1人の逸材!じげんCEO平尾丈が語る、理想のキャリア実現に大切な4つのコト

Sekiko Suzuki

2014/07/09(最終更新日:2014/07/09)


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 理想のキャリアを実現したいということは、誰もが一度は思うことではないでしょうか。しかし、実際に理想のキャリアを確実に実現していくのは難しい面もあります。またキャリアを考える上で明確にキャリアが描けないということもあるかもしれません。

 そこで今回は学生向けインターンイベントの JEEKインターンサミットで 株式会社じげん平尾丈氏が「ファーストキャリアの作り方」について語った内容から、キャリアプランを構築し実現していくための4ステップを紹介します。

Step1:目指すべきキャリアプランを見極める

 まずはじめに行いたいのがどのようなキャリアを歩めばどうなるのかという情報を得ることです。
 
 平尾氏が大学生活時に自分のキャリアを考え、ロールモデルを見つけようとして、まずはじめたのは 在学時に1万人の社会人と会うという計画。当時について平尾氏はこう語っています。

自分がとても怠惰な性格だとわかっていたので目標を課そうと思いまして、『1万人に会おう計画』というのをやりました。いろいろなやり方で実際1年ちょっとぐらいで1万人の社会人の方に会いました。

 1万人に会おう計画で会った社会人は芸能人や投資家、戦略コンサルタント、弁護士、投資銀行、パイロット、会計士、医者、CEO、CFO、CTO、政治家......など年齢業種を問わない多くの人。平尾氏自身もこの経験が今でも非常に役に立っていると言います。そんな中でかっこいいなと思った人の共通点が「問題提起をし、セットで問題解決をやりぬく人」ということを見つけた結果、起業家を目指すという結論に最終的に至ったそう。
 
 そして平尾氏はキャリアを考える際にぜひ多くの人に実際に会ってみて欲しいと語っています。「とにかくどうしたら人に会えるか、会ってくれるか」を思いつく限り実行してみることが大切だそう。たとえば自分の周りの友人に紹介をお願いするといったことでも良いかもしれません。

Step2:具体的に行動を起こす

 実際に人に会う中で、なんとなくでもロールモデルが見つかれば、さらにその方向に進むためにチャレンジをしてみることが大切です。
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今思うと100個ぐらいビジネスをやっていました。(起業しようと思った2001〜2003年頃)人材ビジネスが伸びていたタイミングだったので、人材派遣でSFC生を家に派遣して家庭教師するみたいな事業をやってましたし、その後何故かアイス屋さんやってたりとかいろんなことにチャレンジして結構うまくいったこともありました。

 何かロールモデルが決まったら、具体的な行動に一歩踏み出し1つづつ課題を解決していくことで理想のキャリアを築くスタートを切っていけるのではないでしょうか。

Step3:自分の市場価値を知る

 キャリアを築いていく中で、さらに自分の市場価値を知っていくと自分の強みを活かし、さらに市場に求められている能力を養っていくのに役に立つでしょう。

 平尾氏は実際に自分の市場価値を事業の誘いやヘッドハンティングで声を掛けられた人に聞いてみたそうです。その結果、自分が求められる理由が以下のようなものだとわかったとのこと。

①意思決定力

判断ではなく決断をすること。若くして数多くの事業責任者としての経験を積んでいること。

②ビジネス総合力

ビジネスにおける上流から現場まで、人事や経営企画、マーケティングなど多くの経験を得たこと。

③マネジメント能力

組織、人のマネジメント。組織を率いたかどうか、組織をどうマネジメントしたか。特に自分より優秀な人たちをマネジメントしてきた経験があること。マネジメントの型をいかに持っているかどうか。

④問題発見、問題解決能力

問題を問題だと見つけられる能力。問題提起を的確に行い、主体的に解決していける能力。

⑤競争経験

厳しいマーケットの中、競合がかなり多い中で成果を出しているという実績。

⑥コミットメント力

コミットメントし、実績を作れる力。会社のために頑張ろうと思って、目標のために評価者からの実績を得られるかどうか。数字で自分の仕事を語れるかどうか。


そして、講演内では自分の能力に対してこう分析していました。

得意な能力が一個あることではなく全部持ってることが評価されました。他に全部の能力を持っている人がいなかったからです。世の中、希少性で決まります。つまり、みんなと同じことやってると評価されないぞということを伝えたいと思います。

 他者から見える自分を分析し、その持っている能力について希少性を高めることがキャリアアップに繋がり、さらに市場の動きにあわせて能力を鍛えていくことにより自分が社会に対して必要とされていくのではないでしょうか。

Step4:足りないスキルを明確にする

 自分の情報や経験からロールモデルを発見し、チャレンジを繰り返して、自分の市場価値を見出した後、さらに具体的に足りないスキルを発見してみると良いでしょう。

 ここでは平尾氏が講演内で語ったフレームワークの中で社会人がキャリアを考える上でも役立つものを紹介します。

フレームワーク

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1:ライフビジョン

 まず、「死ぬ前に自分は何をするのか」を考えます。ここでは変わってもいいので何かを決めてみることが大切。

2:キャリアビジョン

 ライフビジョンを考えたら、その仕事をしていく中で何に重きをおくのかというところを明確にする。たとえば平尾氏の場合、単に起業家ではなく事業家として「事業が出来る能力を身につける」というところに重きをおいたそうです。

3:アビリティ

 最後にキャリアビジョンを実現するためにどんな能力が自分に足りないのか?というところです。足りない能力を明確にすることで、戦略的に能力を培っていくことが可能です。


 平尾氏の場合であれば、具体的な専門スキル、マネジメントされることや伸びてる事業をどうやって創るか。継続的な成長可能性をどう創るのかという能力が見つかったということ。


 
 最後にアウトプットの数、経験を磨くことが何より需要だと平尾氏は伝えていました。チャンスを身につけ、理想のキャリアを実現するためにまずは1つずつの実践を重ね、事例や型を知っている数で勝負することがキャリア構築の一歩となるのではないでしょうか。

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