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成果が出せる人はここが違う!仕事での改善点を習慣化しつつ継続するコツ

Shingo Hirono

2014/06/10(最終更新日:2014/06/10)


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by FriendsofEurope
 仕事に対して改善意識を持つのは良い心がけですが、その改善意識は正しく発揮されなければ意味がありません。何か仕事で改善を実行したとしても、その改善が維持されて持続しなければ、やがて改善の効果は失われてしまうでしょう。

 改善には継続性が重要なのであり、その場限りの場当たり的な応急処置を改善とは呼びません。一度実行した改善策がその後も継続されて初めて、改善が成功したといえるでしょう。

 改善点を持続させて仕事の効率を高めていくためには、一体どのような取り組みが求められるのでしょうか。今回は、仕事での改善点を習慣化して継続するコツについて解説します。

改善方法のマニュアル化

 業務改善がごく一部の限られた人材でしかなしえない場合、その改善は継続力の無いものとなり、やがて改善の効果は失われてしまいます。何か業務改善を実行した時は、改善に必要な手順や作業をマニュアル化し、誰が行っても同じ結果が出るようにしておく必要があるでしょう。

 不良品を少なくする、という改善に対して熟練工の精密な作業という方法で問題点を改善した場合、作業を実行できる熟練工が退職してしまえば、その改善は持続力を失ってしまいます。この場合は、熟練工がどのようにして精密な作業を行っているのか、という仕事のノウハウをマニュアル化することが改善点を継続するコツです。

 一部の人の力のみで改善が成し遂げられた場合、変わって作業ができる人間がいなければ改善は持続性を持ちえません。その場限りの改善にしないためにも、マニュアルを作って誰でも実行可能な状態にしておくことが重要になります。

改善効果を明確に示す

 その問題点を改善したことによって、具体的にどの程度の成果が得られたのか、改善の効果を明確に示すことで改善への取り組みが意義あるものであることを社員に示し、全員が取り組みに対して協力的な意識を持つことが重要です。

 何のためにやっているのかわからない作業を熱心に行う人はいません。仕事が意義あるものだと示すことで作業に従事する人に高い意識が生まれ、改善に対して継続しようという自覚が生まれるでしょう。

 改善によってもたらされる効果という具体的なものを示すことで、目的を見失いがちな改善への取り組みの意義を示し、継続への意欲が生まれます。改善作業継続のコツは、仕事をする本人の高い意識にあると言えるでしょう。

プロセスの透明化

 改善へのプロセスを透明化し、誰にでもはっきりとわかる形で示すことが出来れば、更なる改善のアイデアが生まれる確率は高まり、新たな改善を重ねながら取り組みに持続力が生まれます。

 問題点を一つ改善したからといって、すべての問題が解決されたわけではありません。改善を継続させるためには、さらなる改善への努力が必要になりますから、新たな問題点を見つけ出すためにも、プロセスを透明化して全員で共有することが重要になるでしょう。


 どんなに有効な改善方法を選択したとしても、それが途中で途切れてしまうようでは効果は発揮されません。改善は継続して初めて意味を持ちます。常に手順と意識を見直す意識を持つことが、改善を継続するコツになるでしょう。

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