1. アイスブレイクにアイスは有効か!? 脳科学的に検証してみた

アイスブレイクにアイスは有効か!? 脳科学的に検証してみた


アイスブレイク。

ほう、アイスで、ブレイクですか――職場でおやつをとることにより、ヒラメキや集中が得られることはご存じの通り。我が「おやつハッカー」的にもピッタリのような気がします!

さっそく、『アイスブレイク出会いの仕掛け人になる』(晶文社)の著書を刊行し、アイスブレイクの普及に努めている岐阜大学教育学部の今村光章教授を直撃してみました。


「かみくだいて説明しますと、ワークショップや研修の冒頭に行われ、参加者の緊張をほぐし、場の雰囲気を作る技術。それがアイスブレイクです。そもそも、アイスクリームのことではなく、氷の“アイス”なんですけど(笑)。初めて出会った人どうしって、心も体も表情も口も、まるで氷のようでしょう?」


確かに、初対面ではコチコチになることもあります。


「その氷のような状態をいかにして砕く(ブレイク)か、心と体をほぐしてスムーズな出会いを演出できるかを考える。それがアイスブレイクなんです。そのために、いくつかのレッスンを行っていくんですね」


なるほど、ただ仲良くなるためのゲームやレクリエーションではなく、雰囲気づくりの演出、テクニックということですね。今村教授は、アイスブレイクレッスンの要素を「自己紹介」「他者の認知」「共同作業」という要素で説明してくれました。さっそく、ファースト・アイスブレイクに最適なレッスンを教えてもらいましょう。

●バースデーチェーン

メンバーには丸い輪になって座ってもらい、1月1日生まれから12月31日生まれまで、月日の順に並び替えてもらう。ねらいは、参加者がお互いの属性を知り合うこと。
このレッスンは名前で五十音順に並び替える「ネームチェーン」や「実家の固定電話番号チェーン」、現在のテンションを0~100や5段階で示す「やる気チェーン」といったカスタマイズでもコミュニケーション密度もアップできます。

じゃあ、アイスを食べながら、感じた甘さを0~100で示し、点数順に並んでもらう「アイスチェーン」も断然アリでしょう!

「え、あなたも45?気が合うね♪」といったやりとりで、「自己紹介」「他者の認知」はモリモリ促進。しかも、甘いアイスを食べてリラックスというのがベターでしょ。糖分を脳に補給することで、対話の活発化も期待できます!


今村教授には、5~6人程度のメンバーに向けたグループワーク系のアイスブレイクも教えていただきました。

●手で出会うレッスン

目隠しした状態で握手し、相手の名前を当てていく。手の感覚が鋭敏で全員の手を当てられる人、まったくダメな人と様々だが、「相手の顔と名前を覚え」てから「握手をする」というスキンシップを設けることで、より深く相手を理解できる。

応用編として、手の温度順に並んでチェーンを作っていくバージョンもあるそうです。触感と温度…このへん、おやつハック監修の脳科学者・澤口俊之先生のCST理論ともリンクしてきますよ。

澤口先生曰く、手の触感は食感と同じく外部刺激になり、判断や記憶を司る前頭前野をビンビン刺激。「脳の情報処理系、知的活動に大きく作用する」のです。そう、触感コミュニケーションを重視するアイスブレイクは脳にとってもGood、というわけ。

さらに、温度に鋭敏になるのも有効です。クールダウンが、文字通り体も気持ちも脳もひんやりとリフレッシュしてくれるのはCST理論が立証するところです。


カッチコチの凍ったムードをやんわりほぐすアイスブレイク。チョコアイスを活用して氷の壁もガラガラと。新しい、良質な出会いのチャンスが広がるでしょう。
活発な意見交換、意外なヒラメキも生まれそう!皆さんも、ぜひトライしてみてください。


(佐々木正孝)


<この記事はチェリオ おやつハッカーが提供しています>

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