1. 日報が部下の自信をつけさせる!?自信がない部下を上手にマネジメントする方法

日報が部下の自信をつけさせる!?自信がない部下を上手にマネジメントする方法

by TANAKA Juuyoh (田中十洋)
 管理職にとって、大切な仕事の一つが、個々の部下を成長させることです。部下にもさまざまタイプがいますから、中には特別な指導をしなくても、進んで自己研鑽に励み、積極的に仕事に取り組みながら、自分で成長していける人もいます。

 しかし、仕事に自信がない部下は、そうはいきません。放っておけば、いつまでも自信をつけることはできず、自ら成長することはとうてい望めないのです。そんな「自信がない部下」を成長させるためのマネジメント法を、具体的に説明しましょう。

まずはコミュニケーションから

 仕事に自信がない部下は、ほとんどの場合、コミュニケーションにも自信がなく、消極的になりがちです。そんな部下に「報連相だけはしっかりするように」と言っても効果はありません。仕事に自信がないのですから、「こんな報告をしては、上司から叱られるかもしれない」と考えてしまいがちだからです。

 ですから、部下からのコミュニケーションを求めるのではなく、こちらからコミュニケーションを取るようにしましょう。たとえば、1日に1度、終業前などに毎日面談時間を作るのです。短い時間でかまいません。部下から、その日の仕事の報告をさせましょう。それも、ただ「仕事はどうなっているか?」と聞くのではなく、「できたこと、できなかったこと、課題、翌日の仕事のスケジュール」など、内容を分けながら、細かく聞くといいでしょう。

 それが習慣になれば、部下はやがて、自分からも報連相を行うようになるでしょう。

「個人的日報」のすすめ

 口頭でヒヤリングするだけでなく、「日報」の形で、その日の仕事の報告をさせると、より効果的です。営業職なら、毎日、日報を作成するでしょうが、営業職でなくても、「個人的日報」を提出させるのです。

 ポイントは、「仕事の成果」。どんなに仕事に自信がない部下でも、一日仕事をすれば、必ず成果物はあります。それを細かく記述させ、提出させるのです。そういうタイプの部下は「今日はこれしか仕事ができなかった」とか「また、ミスをしてしまった」と考える傾向が強いものです。もちろん、ミスについては改善させるよう、指導しなければなりません。しかし、ミスや「できなかった仕事」ではなく、「できた仕事」に目を向けさせるほうが、より大切です。

 提出された日報を読んだら、必ず口頭か文章で、「これこれの成果があった」と確認させること。そして、小さな成果であってもそれを褒めることです。仕事は積み重ねですから、毎日小さな成果を積み重ねていくことで、しだいに自信がついていくことでしょう。


 部下が自立できるまで、「個人的日報」を続けることをおすすめします。自信がない部下を成長させるには、手間も時間もかかります。しかし、部下を成長させるのがマネジメントスタッフの務めなのですし、成長させ、自立させれば、部署内の業績もアップします。「自分のためのマネジメント」と考え、ていねいな指導をすることをおすすめします。

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