「目標・方針・目的」の違いとは?今さら聞けない「目標・方針」の意味と違いを解説
- 2018/10/31
- U-NOTE編集部

ビジネスシーンでよく耳にする目標、目的、方針といった言葉。しかし、「目標」「方針」の意味の違い、使い分けについて明確に説明できるだろうか?
「目標・目的・方針」それぞれの意味と「目標と方針の違い」について具体的に説明していきたい。
- 目次
- + + 「目標」の意味とは?
- + + 「方針」の意味とは?
- + + 「目標」と「方針」の違いとは?
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「目標」の意味とは?
本記事のまとめ
- 「目標=目的」ではない
- 目標とは「目的を実現するために行うタスクの細かな期間とレベルを明確にしたもの」
- 方針とは「目的を達成する際にチームで共有する方向性」
「目標」:活動の目的や課題に“期間と到達レベル”を加えたもの
そもそも、目標とはどんな意味なのだろうか。
上記によると、目標とは「ある活動における目的や課題に、期間や到達レベルを加えたもの」。
つまり、「目標=目的」ではないということである。
「目標」の意味
- 「目標」:目的を実現する期間とレベルを明確にしたもの
山登りに当てはめて考える“目標”の意味
「山登り」に例えて“目標”の意味を考えてみよう。山登りにおける“目的”とは「頂上を目指すこと」。
先程の目標の定義に当てはめると、「頂上に到達するまでの期間とレベルを明確にしたもの」が“目標”となる。
1日で頂上に辿り着けない山であれば、「頂上を目指す」という目的を果たすためには数日間かかってしまう。
つまり、登頂に1日以上かかる山頂を目指すことが目的である場合、「山頂にたどり着くまでの期間は○日間で、○日以内には途中のベースキャンプにたどり着く」といったものが“目標”となるのだ。
山登りにおける「目的」と「目標」の意味
- 目的:山頂を目指すこと
- 目標:山頂に到着するまでの期間とレベル
ビジネスで目標を決める際は「目的を果たす期限」を明確にする
ビジネスシーンでは「利益を出すための売り上げ目標」といえばわかりやすいだろう。
ビジネスシーンにおいて“目標”とは「この期限内に、これだけのことをしたい」という願望や希望だ。
目標達成を積み重ねることによって、最終的な目的を果たすということになる。
ビジネスシーンにおける目標設定の方法
- ある期間内に達成したい願望や希望を明確にする
「方針」の意味とは?
「方針」:物事を実行する上での方向
目標と混同させてしまいそうになるが、「方針」と「目標」は別物だ。
めざす方向。物事や計画を実行する上の、およその方向。「―を決める」「―を誤る」「教育―」
上記によると、方針は「物事や計画を実行する上での、およその方向」と定義されている。
方針は目標よりもさらにざっくりとしたもので、「チームなどで定めた方向性」という意味なのだ。
「方針」とは
- 物事や計画を実行する上での、およその方向
山登りに当てはめて考える“方針”の意味
“方針”とは「目標を達成するために拠り所とするもの」。
山登りでいえば「山頂にたどり着くために拠り所とするもの、方向性」が方針である。
山登りの方針の具体例を挙げると、「とにかく早く山頂に到着すること」「山登りのスキルを磨くことを重視すること」「景色を楽しみながら山頂を目指すこと」などが考えられるだろう。
山登りにおける「方針」とは
- 山頂にたどり着くために拠り所とするもの、方向性
- 例:山頂に早く到着する/スキルを磨く/景色を楽しむ等
方針は「メンバー全員」で共有することが必須!
ビジネスシーンにおいて、売り上げ目標を達成するための方針を決める場合、「とにかく数字を上げるために“スピーディに行う”のか」「サービスを充実させながら、“次につながるような仕事をする”のか」といった内容になってくる。
方針はメンバー全員で共有、理解していなければ意味がない。
会社の経営理念やバリュー、行動指針も「方針」に当たるもの、と理解しておこう。
ビジネスシーンにおける「方針」とは
- メンバー全員が共有、理解できる方向性
- 会社の経営理念やバリュー、行動指針
「目標」と「方針」の違いとは?
目標は方針よりも細かい
目標は目的を達成するために決める細かい期間やレベルを指し、方針は目的を達成する際に拠り所とする大雑把な方向である。
上記でも述べたように、目標とはある活動における目的や課題に、期間や到達レベルを加えたもの。
方針とは、物事や計画を実行する上での、およその方向を指す。
あるタスク一定の期間内に終わらせるあるいは一定のレベルに到達することは「目標」であり、タスクをするに当たっての方向性が「方針」だ。
「目標」と「方針」の違い
- 目標は方針よりも細かい
- 「目標」:目的を達成するための細かい期間やレベル
- 「方針」:目的を達成する際に拠り所とする大雑把な方向性
山登りに当てはめて考える目標と方針の違い
目標と方針の違いを、山登りに当てはめて考えてみよう。
山頂にたどり着くという目的を果たすために決める期間やレベルが目標であり、目的を果たす際に決める方向性や指針が方針である。
例えば、午前中までに山頂にたどり着くことが「目標」であり、チームで協力して山頂にたどり着くことは「方針」なのだ。
山登りにおける「目標」と「方針」の違い
- 「目標」:山頂にたどり着くために決める細かい期間やレベル
- 「方針」:山頂にたどり着くために決める方向性や指針
ビジネスシーンにおける目標と方針の違い
ビジネスシーンでの目標は、あるタスクを終わらせるために一定の期間を設けることを意味し、最終的に目的達成へと繋がる。
方針は、目標や目的を達成する上で、メンバー全員が共有する方向性である。
あるタスクを終わらせるために時間を配分することは目標であり、「サービス精神を忘れない」などの方向性が方針だ。
ビジネスシーンにおける「目標」と「方針」の違いとは
- 「目標」:あるタスクを終わらせるために設ける一定の期間やレベル
- 「方針」:目標を達成する上で、メンバー全員が共有する方向性
目標が適切なものでなければ目的を果たすことはできず、方針が定まっていないとメンバーそれぞれの行動がバラバラになってしまう。
「目標」と「方針「は切っても切り離せないもの。
状況に応じた目標と方針を立てて、まとまりのある組織を目指そう。
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