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ぶれない選択ができる!経営決定にディシジョンツリーを使うべき3つの理由

Takeshi Sugiuchi

2014/06/04(最終更新日:2014/06/04)


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by mk*
 ディシジョンツリー分析とは、ビジネスにおける意思決定の過程を可視化するシミュレーションツールです。ディシジョンツリーは問題となるスタート地点から枝が伸びて、意思決定点となる地点で枝分かれしています。枝を一つずつ選ぶことで、最適な決定ができるのです。経営判断において、ディシジョンツリーを使うことにはどんなメリットがあるのでしょうか。

1. 選択肢を一覧できる

 重大な選択を迫られていると、そもそもどんな選択肢があるのかが分かりにくくなります。しかし、ディシジョンツリー分析は、まず考えられる選択肢を全て書き出します。これによって、存在する選択肢をもれなく確認できるのです。

 選択肢を全て書き出すことで、経営に起こりうるあらゆるケースを想定できます。考え忘れなどもない、入念なチェックの下での決定ができるのです。

2. 意思決定の過程を可視化できる

 ディシジョンツリー分析では、それぞれの決定が導き出される過程を枝分かれした流れを見ることができます。ということは、その決定に至った理由が後から簡単に確認できるのです。

 たとえば株主総会などで、ある決定事項に対しての説明を求められた時でも、根拠がはっきりしているので躊躇なく回答することができます。経営上の意思決定がブラックボックス化されることなく、きちんとした根拠を持つのです。

3. 経営理念からぶれない決定ができる

 ディシジョンツリーでは、分岐点ごとに選択肢となる枝が分かれていいます。枝のどちらかを選んで決定をするのですが、この決定の基準を初めからはっきりさせておけば当初の経営理念からぶれない意思決定ができます。

 深く考え込むと、目先の利益や利害関係にとらわれて、本来の目的を忘れることがあるのです。ディシジョンツリーを使えば、それらに惑わされずに軸を持った選択ができるのです。


 以上のように、ディシジョンツリーは、経営の際の決定に強い効果を発揮します。優柔不断な人や、迷った挙句によくわからない決断をすることが多い人は、ぜひ一度試してみてください。

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