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ブラック企業じゃなくても注意が必要!離職率が高い会社に共通する特徴

Kazuhiko Tanabe

2018/09/08(最終更新日:2018/09/08)


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ブラック企業じゃなくても注意が必要!離職率が高い会社に共通する特徴 1番目の画像
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 今回のテーマは、離職率の高い業界に共通する特徴についてだ。離職率の高い会社はブラック企業だけかと思われるかもしれないが、そうとはかぎらない。

 ブラック企業でなくても注意すべき、離職率が高い会社に共通する特徴を紹介しよう。

【離職率が高い理由】ブラック企業の場合

ブラック企業の特徴

 まず離職率の高い会社に共通する特徴は、長時間労働、低賃金、大量採用だ。
要するに、世間でいわれるブラック企業のことを指す。
 なぜならブラック企業では、極端な長時間労働や低賃金を理由とする大量の早期退職が続出することを見越して、大量採用しているからだ。

ブラック企業での働き方

 ブラック企業には労働集約的な会社が多く、人手を多く必要している。だからこそ、入社は比較的容易だ。

 ブラック企業の社員は、入社後に厳しいノルマ、長時間労働、サービス残業、低賃金に苦しめられる。

 理不尽で、不可解な人事がおこなわれ、社員を傷つける暴言を吐かれることもあり、うつ病になったり、肉体・精神ともに疲弊してしまうのだ。

 最終的に、社員は自主退社に追い込まれてしまって離職率が高くなってしまうのだ。

【離職率が高い理由】ブラック企業ではない場合

個人的な理由による離職

 ブラック企業でなくても、離職率の高い会社がある。離職率の高い会社の離職理由は、結婚、出産、育児、介護などの個人的な理由も含まれている。

 ブラック企業でない場合は、社員の出産や介護を理由とする休職が多いことが、離職率の高い会社に共通する特徴となっている。

【離職率が高い理由】業界自体の離職率が高い場合

 では、どの業界に離職率が高い会社が集まっているのだろうか。

 業種別に見ていくと、卸売業、小売業、宿泊業、飲食サービス業などが離職率が高い。

 卸売業、小売業、宿泊業、飲食サービス業は、離職率の高い会社に共通する特徴となっている。

入社3年以内で離職する率が高い業種は上から「教育、学習支援業」(48.8%)、「宿泊業、飲食サービス業」(48.5%)、「生活関連サービス業、娯楽業」(45.0%)など。逆に離職率が低いのは「鉱業、採石業、砂利採取業」(6.1%)、「電気・ガス・熱供給・水道業」(7.4%)、「製造業」(15.6%)となっている。

出典: 「離職率」が高い業界とその実態 | web R25




企業の離職率は、厚生労働省からわかる

厚生労働省から企業の離職率を調べる

 今後、厚生労働省からも離職率が高い会社がわかってしまう。厚生労働省が、2015年春から、過去3年間の採用者数と離職率の公表を求めているからだ。
 記入は強制ではないものの、厚生労働省は「空欄のままだと公表できないほど離職率が高いと見られる」と抑止効果を期待している。
 新卒で入るにしても、転職で入るにしてもなるべく離職率が高い会社は避けたいだろう。入社の際には、よく注意することが重要だ。

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ブラック企業じゃなくても注意が必要!離職率が高い会社に共通する特徴 2番目の画像

 離職率が高い企業には、必ず理由がある。長時間労働や低賃金など、何かしらの点で「働きづらい」と感じた人がいることを示しているのだ。

 誰しも、望まぬ環境に勤めるのは苦しいもの。もし今の職場で「長時間労働が苦しい」「もっと福利厚生が充実したところで働きたい」「仕事も生活も両立させたい」と思うなら、「リクナビNEXT」で違う職場を探すことをおすすめしたい。

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