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睡眠時間が長ければ長いほど良いと思っていませんか?今日から間違った考えをやめましょう

yuki

2014/06/04(最終更新日:2014/06/04)


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 今日は久しぶりの休みだから12時間ぐらい寝て1週間分の疲労を解消してしまおう…なんて考えた事はありませんか?誰しもそんな経験があることだと思います。しかし、一体その考えって合っているのか、間違っているのか気になりませんか。ここでは、長い睡眠時間をとることについて述べていきます。

睡眠時間が長いのは良い?悪い?

 睡眠時間が長いことは、果たして良いことなのでしょうか。

その結果、男性では短い睡眠時間は死亡のリスクを上げないことがわかりました。しかし、女性では、4時間未満(4.4時間まで)の睡眠時間の人は7時間の人と比べ2.0倍のリスクとなっています。また、7時間より長い睡眠時間は、男性でも女性でもやはり死亡リスクを上げています。

出典: 研究成果の紹介
 なんと、睡眠時間が長いと死亡のリスクが上がるというデータが発表されているのです。しかしこの原因は明らかになっておらず、まだ分からないままなので正確性については何とも言えないというのが現状です。

 では、少し視点を変えて睡眠時間が長いと質の良い眠りが出来るのかという点について検証してみましょう。

 人の睡眠には、浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りであるノンレム睡眠があります。そのレム睡眠が多く行なわれれば行なわれるほど浅い眠りであるということがわかりますね。実は、長い睡眠時間をとった場合、レム睡眠がだんだん多くなっていくという傾向があるのです。

 「いっぱい寝たな…」という時に限ってたくさんの夢をみていませんか?逆に短い睡眠時間であれば夢を全くみなかったなんてことがありますよね。実はそれ、上記のレム睡眠が長いことが要因だったのです。

 結論としては、「長い睡眠時間、特に長過ぎる睡眠時間は良くない」ということが言えるのです。

寝溜めって出来るの?

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 長い睡眠時間を確保することは良いことではないということが分かりましたね。しかし、長時間睡眠をしてる人が「寝溜めしてるから今日は寝なくても平気」と言っているのを聞いたことはありませんか。

 長時間寝ることの言い訳のように「寝溜め」という単語を使用したりしますよね。しかし、人間の体は本当に寝溜めをすることが出来るのでしょうか。

寝溜めとは、今後睡眠が不足することが予想されるときに、予めたくさん寝ておくことですね。しかし、睡眠を予めたくさんとっておいたからといって、貯金のように睡眠を溜めておくことはできません。

それどころか、無理やり長く寝ることで、様々な問題が生じてしまいます。

出典: 寝溜めは可能? - 不眠症対策のファイナルアンサー
 そうです。答えはまさかの「 出来ない」なのです。さらに、寝溜めをすることで効果はなく、むしそ逆効果となってしまいます。

 なぜなら、先ほど言ったように浅い眠りが続いてしまったり、体内時計が狂ってしまったりという結果になってしまいます。

上手く睡眠を利用するには?

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 では、寝溜めが出来ないとなると普段忙しくて睡眠時間が確保出来ないビジネスマンのみなさんはどうやって普段の疲れを癒したら良いのか気になりませんか?

 睡眠は長くとりすぎると逆効果であることはわかっていただけましたよね。では、どうしたら睡眠をとることで日頃の疲れを癒すことが出来るのでしょうか。

普段よりも2,3時間も長く眠ると逆効果です。体内時計を狂わせないためにも、睡眠時間は普段よりも1時間長くするくらいにしておきましょう。

出典: 寝溜めは効果なし・・・、では睡眠不足対策はどうするべき? | 不眠症対策 ...
 普段の体内時計を狂わせない程度に睡眠をとると効果的です。ここで、さらに覚えておいてほしいことは 睡眠のサイクルは90分であるということです。それを考えて、休日にはいつもより90分長い睡眠をプラスすることをオススメします。そうすることで、不快な目覚めから解放されることが出来ますよ。

 もし、それでも疲れがとれなかったり、もっと寝たいと思った場合は以下のような方法をオススメします。

日頃の睡眠不足を解消するには、夕方までに20分程度の昼寝をするか、午前中に80分程度の仮眠をとることが効果的です。

出典: 寝溜めは効果なし・・・、では睡眠不足対策はどうするべき? | 不眠症対策 ...
 やはり、昼寝の効果は絶大です。睡眠は必ず夜にとらなければいけないという訳ではありません。完全に脳が寝ない程度に短い睡眠をとってみてくださいね。


 上記のことから、睡眠時間は長ければ良いというわけではないことがわかりましたね。あくまでも大切なのは「質」です。そしてこれはどんなことにも共通することです。時間や労力をかけたからといって必ず良いものであるということはありません。自分が今常識だと思っていることをもう一度見直してみる機会かもしれませんね。

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