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否定的な言葉で損してませんか?その言葉を肯定的な言葉にする変換術

Kazuhiko Tanabe

2014/05/30(最終更新日:2014/05/30)


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by foxmachia
 悪気はないのに、ついつい批判から入ってしまい相手の気分を害してしまうことはありませんか。本当は褒めるべきこともあったのに、その頃には相手はもうあなたの言葉を受け入れる態勢にはなっていないかもしれません。

 たとえあなたの言うことが的を得た正しい言い分だったとしても、相手が否定された感情が先立ってしまえば、それを素直に受け取ることが出来ないかもしれません。実は否定的な表現を肯定的な表現に言い換えることで、相手の気分を害さずに言葉が伝わりやすくなります。

長所と短所は表裏一体

 人間には様々な側面があります。履歴書に長所や短所を書く時にどのように書けばよいか悩む人が多いですが、どの側面を切り取るかによって大きく変わってきます。

 例えば「物事を決めるのが遅い」ことが自分の短所だと感じているのであれば、裏を返せばそれは「慎重で思慮深い」ことと同様です。普段の会話でも言葉を選ぶときには、その表と裏を意識するようにするといいでしょう。

否定されたと感じさせない言い方

 例えば、部下に対し「仕事の詰めが甘くチェックが足りない」ことを伝えたいとします。しかし、ほとんど内容も確認せずにいきなりそう告げてしまえば、部下はこれまでの努力の全てを否定されたような気持ちになり、上司として自分の仕事をきちんと見ていてくれたのかという不信感にも繋がります。

 あなたがこれまでの部下の働きに対し認められる部分があるのであれば、まずそれを評価しましょう。例えば「いつも仕事が早く納期のかなり前に片付けてくれて、やる気が感じられる」「他の人の仕事も率先して声を掛けて手伝っている」その上で「納期まではまだかなりあるから、最終チェックして明日のミーティングの時に提出して」と今は受け取らないことを言葉で表現してみましょう。

 ざっくばらんな雰囲気であれば「(仕事が)早すぎるよ~」という表現でもいいでしょう。部下の考えは、早目に出してしまうことで自分の管理下から話したいという思いもあるでしょう。そこを抑えることで仕事に対する責任感を持って欲しいことを、手を変え品を変え表現してみましょう。

 否定的な言葉から入ってしまうと相手が萎縮して、言いたいこともいえなくなってしまいます。言葉の表現は表裏一体であることを忘れずに明日から部下に少し肯定的な表現で話しかけてみて下さい。

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